増田勇一の欧州日記(3)
◆参照記事「DIR EN GREY欧州ツアー、ドイツにて開幕」
例によって「敢えて具体的なことは詳しく書かずにおく」ことにしようと思うのだが、ここではDIR EN GREYとは直接関係のないことについて触れておく。双方に共通して言えるのは、とにかく規模が大きくて雰囲気が開放的だということ。なにしろ2009年の<ROCK AM RING>は8万人を超える動員を記録。正確な数字は定かではないが、現地の主催者側のスタッフに訊いてみたところ、6月7日、同フェスのセンター・ステージにLIMP BIZKITが登場した時点で、そのステージ周辺だけでも4万人近いオーディエンスがいたはずだという。で、そのLIMP BIZKITのライヴは、まさにそうした巨大フェスのヘッドライナーという立場に相応しい、「ベタでわかりやすく、しかも無条件に盛り上がる」というもの。まずは何よりも、ウェスの風貌に唖然とさせられたけども。
◆増田勇一の欧州日記(3) ~写真編~
ちなみに両公演の挟間、6月6日は、DIR EN GREYにとってはいわゆる移動日ということになるわけだが、ニュールンベルクからニューブルクリンクまでのドライヴは4時間程度のものなので、メンバーたちは6日の夜まで会場に滞在し、パリでの共演を6月11日に控えているKILLSWITCH ENGAGEなど、いくつかのバンドのライヴをチェックしていた。当日は雨が“降ったり止んだり”で、時間帯によってはかなり激しい雨に見舞われたのだが、そんななかで筆者が雨具を取りにツアー・バスに戻ると、某メンバーからこんな一言が。
「そろそろ増田さんの出演時間じゃないですか?」
それから数分後、オルタナ・ステージに登場していたのはSTAIND。僕は実際、日本ではなかなか観る機会に恵まれないこのフェイヴァリット・バンドのライヴを、この日に初体験することになった。やはり“歌”の力が素晴らしかった。というわけで、上の発言の意味がよくわからないという人は、STAINDのヴォーカリストの風貌を確認してみましょう。
増田勇一
この記事の関連情報
キルスウィッチ・エンゲイジ、5年半ぶりのスタジオ・アルバムを2025年2月発売決定
【ライブレポート】PIERROT×DIR EN GREYの“月戦争”「ピエラーも虜も関係ねえんだよ!」PIERROTワンマン公演開催も発表
【レポート】ライブフィルム『DIR EN GREY LIVE FILM 残響の血脈』、メンバー全員が揃った初舞台挨拶
ライブフィルム『DIR EN GREY LIVE FILM 残響の血脈』、メンバー全員登壇の舞台挨拶実施決定
DIR EN GREY × PIERROT、7年ぶり<ANDROGYNOS>ライブ映像をYouTubeプレミア公開
DIR EN GREY、今秋公開ヨーロッパツアーライブフィルムのタイトル&ポスタービジュアル解禁
ステインドのオリジナル・ドラマー、ジョン・ワイサッキーが死去
DIR EN GREY × PIERROT、7年ぶり<ANDROGYNOS>を10月開催
DIR EN GREY、4年ぶりヨーロッパ公演のライブフィルム2024年秋に劇場公開