マニックスのアルバム・カヴァー、スーパー・マーケットで問題に

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UKのスーパー・マーケット・チェーンが、マニック・ストリート・プリーチャーズのニュー・アルバム『Journal For Plague Lovers』のカヴァー・アートを問題視している。カヴァーになったポートレートは、血が飛び散っているように見えるからだという。スーパー・マーケットは、無地のスリップ・ケースに入れた上で販売するそうだ。

BBCによると、1社のスーパー・マーケット・チェーンだけでなく、UKの大手4社全てが難色を示しているそうだ。その中の1社Sainsbury'sのミュージック・バイヤーは「我々は、ある種のアルバム・カヴァーを不適切だと感じるお客様がいるのではないかと思いました」と話している。

しかし、フロントマンのジェームス・ディーン・ブラッドフィールドは、この意見に納得していない。彼はBBC 6ミュージックにこう話している。「美しい絵だと思った。みんな、完全に賛成したんだ」「スーパー・マーケットは、ピカピカの尻や銃がカヴァーになってる雑誌やCDを置いてるっていうのに、芸術作品を見ると恐ろしいと思うのか」「スーパー・マーケットが真剣に、これが誰かの精神に影響を及ぼすと考えるなんておかしなことだ」

『Journal For Plague Lovers』のアルバム・カヴァーは、1994年の『The Holy Bible』同様、UKの女性画家ジェニー・サヴィルの絵画をフィーチャーしている。バンドは同アルバムを失踪したリッチー・ジェームスが残した詞をもとに制作、カヴァーもリッチーが大好きだった画家の作品を選んだ。

『Journal For Plague Lovers』は、UKで来週月曜日(5月18日)に発売される(日本盤、先行リリース済み)。

Ako Suzuki, London

◆マニック・ストリート・プリーチャーズ・オフィシャルサイト
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