VAMPS、日曜日の銀座にサプライズ登場

ポスト
5月13日に3rdシングル「EVANESCENT」をリリースするVAMPSが、8日(金)からスタートした全国ツアーの合間をぬって、10日(日)、Apple Store GINZAで行なわれた1stアルバム『VAMPS』(6月10日発売)のプレミアム試聴会にサプライズで登場した。

◆VAMPS@Apple Store GINZA(2009.05.10) フォトアルバム

◆「EVANESCENT」インタヴュー映像
◆「EVANESCENT」PV
◆「I GOTTA KICK START NOW」PV
◆「LOVE ADDICT」PV

アルバム収録楽曲の13曲すべてを、発売1ヶ月前に大音量で聴くことができるという、ファンにとってはたまらないイベントとなったこのプレミアム試聴会。約200人のファンで埋め尽くされた会場の中には、福岡や島根など遠方から駆けつけたというファンの姿もあり、イベント開始前から興奮と熱気に包まれていた。

イントロが流れるたびに歓声が上がり、手拍子をしたり口ずさんだり、リズムに合わせて身体を揺らしたりと、待ちわびた1stアルバムの楽曲たちに耳をすましながら、思い思いに楽しんでいた参加者たち。

そして13曲目の「SEX BLOOD ROCK N' ROLL」がエンディングに近づくにしたがい、客席がざわつきだす。VAMPSのメンバーが来場することは告知されていなかったものの、勘のいいファンたちは察知していたのだろう。スタッフが待ち受ける扉の方を凝視し、その扉の向こうからHYDEとK.A.Zが現われると一斉に、悲鳴にも近い大きな歓声が沸き起こった。

最前列の観客との距離が1mも離れていないという場内の光景を見て、「ちょっと…照れますね。安心して死ねます(笑)」といったHYDEに、すかさずファンから「死なないで!」と声がかかる。

司会者からアルバムについて聞かれると「一生懸命作りました。いいアルバムですけど、基本はライヴのために作ったので、これを(ライヴの)バイブルにしてほしい」(HYDE)と回答。そして、5月13日からiTunesで全曲配信されることについては、「ツアーが始まっていることだし、1日でも早くみんなに聴いてもらって」(K.A.Z)、「予習しろ、と」(HYDE)と、活動の根幹がライヴであることをアピールした。

現在行なっている国内ツアーに続き、7月から行なう全10公演のアメリカ・ツアーに話が及ぶと、「体力的にはわからないけど、すごい盛り上がるんですよ、アメリカは」(HYDE)、「いろんなところでライヴができるのが楽しみです」(K.A.Z)と意気込みを語り、「ツアーをやるために今まで頑張ってきたので、長いツアーは楽しみなんです。逆に、ツアーが終わったら“また何か作らなきゃいけないんでしょ?”みたいな(笑)」(HYDE)と笑いを誘った。

その後、メディアからの質疑応答では、ジャケットのことや歌詞作りについて語られた。

――ジャケットの唇について。

HYDE「元が誰のものなのかは分からないけど、デザイナーと相談しながら、好みの唇にするのに苦労しました(笑)」

――アルバムのコンセプトは?

HYDE「自分が理想とするロックバンドの1stアルバムにしたかった。だからジャケットも、一昔前のロックバンドのような感じになっています」

――約1ヵ月間のアメリカ・ツアーでの、衣装の洗濯は?

K.A.Z「…洗濯板を持っていきます(笑)」
HYDE「ハドソン川でね(洗います・笑)」

――セクシーな歌詞が多いが、どんなシチュエーションで歌詞を書くのか?

HYDE「K.A.Zくんのセクシーな手を見ながら(笑)。VAMPSの歌詞はK.A.Zくんのギター録りのときに書いているので…本当ですよ。予測できない手の動きをするので、ライヴのときに見てほしい(笑)」

――ファンへのメッセージ。

K.A.Z「アルバム発売の前に配信もあるので、二度楽しいということだからね」

HYDE「K.A.Zくんが寝ずにギターを弾いて、アルバムができて、やっとツアーが始まったので。僕らにとってはライヴが人生のお楽しみでもあるので、長ければ長いほど楽しいから。みんなにも、和気あいあいとしているところを観に来てほしいです」

最後に行なわれたメディア向けのフォト・セッションの際には、カメラマンに混ざり「こっちにも目線ください!」と客席のファンから声がかかり、「ナメられてるな(笑)」とHYDEがボソリとつぶやく場面もあり、約90分のプレミアムなイベントは和やかなムードで終了した。

◆iTunes Store VAMPS(※iTunesが開きます)
◆VAMPSオフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報