サイモン・ラトル&ベルリン・フィルの最新作は「マザー・グース」が題材

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世界で最も有名なオーケストラであるベルリン・フィルと、その芸術監督にして指揮者であるサー・サイモン・ラトルの最新作がリリースとなった。タイトルは『ラヴェル 歌劇「子供と魔法」&バレエ「マ・メール・ロワ」』。

「子供と魔法」はサイモン・ラトルが19歳のときに絶賛を浴びた思い出の作品であり、ベルリン・フィルを携えて遂に完成を見た待望の作品だ。

「マ・メール・ロワ」はマザー・グース物語を題材に、作曲家ラヴェルが書いた作品であり、「眠れる森の美女」「美女と野獣」などをモチーフとした楽曲が並ぶ。ラトルはこの作品に関し、「子供を念頭において易しい曲になっている。子供でもこの曲を好きになれるが、自分をさらけだして、子供のように聴くことができるおとなでなければ、本当に理解はできないだろう」と述べている。可愛らしいイラストのジャケットにも目が行く、注目のクラシック作品である。

サイモン・ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
『ラヴェル 歌劇「子供と魔法」&バレエ「マ・メール・ロワ」』
TOCE-90010 3,000円(税込)
●歌劇「子供と魔法」
1.序奏
2.安楽椅子嬢、お手を
3.ご機嫌いかが?
4.ええ、そうよ!おとぎ話のお姫さまよ
5.2本の蛇口からひとつの桶に水が流れる
6.ああ!お庭さんにまた会えて、うれしいよ!
7.逃げなさい、お馬鹿さん!籠は?籠はどこ?
8.アッ!ナイフを持ったあの子だ!
●バレエ「マ・メール・ロワ」
9.前奏曲
10.紡ぎ車の踊りと情景
11.眠りの森の美女パヴァーヌ
12.美女と野獣の対話
13.親指小僧
14.パゴダの女王レドロネット
15.妖精の園
◆EMIミュージックSoundTown Classicウェブサイト
◆サイモン・ラトル・オフィシャルサイト
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