U2、4人で成功し続ける理由を語る

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先日、コールドプレイのクリス・マーティンがU2のような「メンバー・チェンジすることなく、長くそして素晴らしい活動をし続けるバンドをリスペクトする」と話したが、折りしもそのU2のメンバーが、30年以上、一緒にいられる理由を語っていた。

ギタリストのジ・エッジは『The Sun』紙のインタヴューでこう話している。「俺たちは、自分らをバンドと呼ぶ前から友達だったし、お互いをリスペクトしている。それにみんな心の底では、U2というフレームの中でこそ、自分たちの力が最大限発揮できるんだってことを理解しているんだと思う」

個人プレーではなく全体プレーを尊重していることが、彼らの強みなのだろう。ジ・エッジはこう続けている。「(バンドが成功すると)みんな、自分が天才だって思い始める。でも、天才なのはバンドのほうだ。個人の力を過大評価するバンドの話は、本当にいっぱいある」

「俺たちは、お互いをけん制し合っている。そうしなきゃならないんだ。最悪なのは、とくにこれだけ長いことやってきた後だと、イエスマンに囲まれるってことだろ。俺らは、議論を歓迎している。反対する奴の意見を受け入れたいって思っている。だって、それがネガティヴなものだとしても何か学ぶことはあるからね」

フロントマンのボノは、バンド活動以外のところで、チャリティなど個人プレーはあるものの、ジ・エッジいわく「バンドに戻ると、救世主じゃないよ。ただのいたずらっ子だ」そうだ。

U2の新作『No Line On The Horizon』は、今週初登場でUKチャートの1位を獲得。バンドにとって10枚目のNo.1アルバム(ベスト盤も含む)となった。

◆『ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン』全曲試聴(オフィシャルサイト)
◆iTunes Store U2最新シングル「Get On Your Boots」(※iTunesが開きます)
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Ako Suzuki, London
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