クラシックをポップに楽しんでリラックス&リフレッシュ

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気持ちを静かにしていたい貴重な時間に、リラックスして聴くことができる音楽が欲しいことがある。そんな時にぜひオススメしたいのが、2月25日にリリースされるクラシカル・コンピレーション・アルバム『スムース・クラシック』だ。

これは、全世界で200万枚以上を売り上げた大ヒット・コンピレーションアルバム『スムース・ジャズ』のクラシック編。クラシックといっても、専門知識が必要な難解なものではなく、テレビやCMなどでよく聴く名曲ばかり。

しかし、よくある“癒し”のベストアルバムと大きく違うのは、その名曲のオーケストラ演奏をただ単に並べたものではなく、それぞれ、実力派のアーティストが歌い演奏したカヴァー・ヴァージョンやクラシカル・クロスオーヴァーが収録されているというところだ。

そのアーティストの顔ぶれと演奏曲目がスゴイ。サラ・ブライトマンが歌うショパンの「別れの曲」、ヴァネッサ・メイのプッチーニ「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」、リベラの「ドヴォルザーク「新世界より」、ケルティック・ウーマンの「主よ人の望みの喜びよ」、ロン・カーターの「ラヴェル「亡き王女のパヴァーヌ」、押尾コータローのラヴェル「ボレロ」などなど、挙げていけばきりがないが、国も本来活躍するジャンルなどもバラバラのアーティストが一同に介し、それぞれに素晴らしい解釈と演奏、歌唱を存分に聴かせてくれるのだ。

このアルバムは2枚組みで、それぞれリラックス/リフレッシュをコンセプトに選曲されており、何かをしながらBGMとして流していていてもいいが、それだけではかなりもったいない。むしろ、じっくり腰を落ち着けて聞き込んでも、十分にそれぞれの作品を堪能できる出来になっている。

クラシック初心者の人はもちろん、一家言ある人でも文句なしに楽しめるコンピとしてオススメしたいアルバムだ。

◆EMIミュージック ディスクページ
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