第51回グラミー賞授賞式、様々な感動と興奮
マルチノミネートされているコールドプレイやリル・ウェイン、ニーヨが注目される中、最優秀レコード、最優秀アルバムを含めノミネート5部門すべてにおいて受賞したロバート・プラント&アリソン・クラウスの活躍が目立った。その他の主要4部門は、年間最優秀楽曲をコールドプレイ、最優秀新人賞をアデルが受賞した。
その他の注目受賞は、昨年悲劇の事件で家族を失ったジェニファー・ハドソンが最優秀R&Bアルバムを受賞し「天国の家族にありがとう」と語り、その後のパフォーマンスでも天を仰ぎ目を涙で潤ませながら歌い上げ観客の感動を呼んだ。
ここでしか見られない毎年注目のパフォーマンスは、今年はU2から始まり数々のビックアーティストが出演、スティーヴィー・ワンダーがフィナーレを飾った。特に会場が沸きあがったのは、グラミー初パフォーマンスのレディオヘッド、これぞグラミーというコラボレーションのジョナス・ブラザーズ&スティーヴィー・ワンダー、そして多くのアーティストが讃辞を送ったポール・マッカートニーなど興奮のパフォーマンスが観客を魅了した。当日が出産予定日という中出演したM.I.A.、そしてT.I.&ジェイ・Z&カニエ・ウェスト&リル・ウェインのコラボ・パフォーマンスは様々なメッセージが込められていた。
生中継で放送したロサンゼルスのWOWOW特設スタジオには、ジェイソン・ムラーズ、SoulJa、リチャード・カーペンターという豪華な3名のゲストが訪れ、自身のノミネーションや期待しているパフォーマンスについて語った。羽織&袴で登場したSoulJaは、「会場の雰囲気を吸い込みたい」と興奮気味に語りスタジオを後にした。
──注目のパフォーマンスは?
ジェイソン・ムラーズ:レディオヘッドとコールドプレイのパフォーマンスを楽しみにしている。
──ノミネートの感想は?
ジェイソン・ムラーズ:音楽業界の皆から、ハグされ、愛に包まれているような気分だった。
──今の気持は?
ジェイソン・ムラーズ:すでに勝ったような気分。トロフィーがなくてもノミネートされただけでも幸せで嬉しい。
──最優秀ロックアルバムについて
SoulJa:ありえないけど、キッド・ロックとメタリカの2組に受賞して欲しい。でも受賞するのはコールドプレイだと思うよ。
──ジョナス・ブラザーズ&スティーヴィー・ワンダーのパフォーマンスについて
SoulJa:ヤバいっすね。日本ではありえない、アメリカならではのバイブレーションですね。(スティーヴィーの曲に)曲が変わった瞬間にテンションが上がりました。
──新人賞について
SoulJa:一度お会いしたことがあって、個人的に勝手にですがマブダチだと思っているので、ダフィーに受賞して欲しい。(ダフィーは)枝豆が好きなので持ってくるつもりでしたが、忘れてしまった。
──ジョナス・ブラザーズ&スティーヴィー・ワンダーのパフォーマンスについて
リチャード・カーペンター:上手くいったんじゃない。あのテンポに上手く入れるのがスティーヴィーだよ。素晴らしいテクニックだ。
──年間最優秀アルバムについて
リチャード・カーペンター:ロバート・プラント&アリソン・クラウスだと思う。まず、アルバムが素晴らしい。打ち込みの音でなく、きちんと楽器を使用しているし、メロディーが心に響く。
<パフォーマンスリスト>
・U2
・ジャスティン・ティンバーレイク&アル・グリーン&BOYZ II MEN
・コールドプレイ&ジェイ・Z
・キャリー・アンダーウッド
・キッド・ロック
・テイラー・スウィフト&マイリー・サイラス
・ジェニファー・ハドソン
・ジョナス・ブラザーズ&スティーヴィー・ワンダー
・ケイティ・ペリー
・カニエ・ウェスト&エステル
・ケニー・チェズニー
・M.I.A.&T.I.&ジェイ・Z&カニエ・ウェスト&リル・ウェイン
・ポール・マッカートニー
・シュガーランド&アデル
・レディオヘッド
・T.I.&ジャスティン・ティンバーレイク
・アブドゥール・デューク・ファキール&ニーヨ&スモーキー・ロビンソン&ジェイミー・フォックス
・ニール・ダイアモンド
・ジョン・メイヤー&B.B.キング&バディ・ガイ&キース・アーバン
・リル・ウェインfeatロビン・シック&アラン・トゥーサン&テレンス・ブランチャード
・ロバート・プラント&アリソン・クラウス
・スティーヴィー・ワンダー
<主要4部門>
・年間最優秀楽曲:『美しき生命』(コールドプレイ)
・最優秀新人賞:アデル
・年間最優秀レコード:『プリーズ・リード・ザ・レター』(ロバート・プラント&アリソン・クラウス)
・年間最優秀アルバム:『レイジング・サンド』(ロバート・プラント&アリソン・クラウス)
<その他の部門>
・最優秀カントリーグループ:シュガーランド『Stay』
・最優秀R&Bアルバム:ジェニファー・ハドソン
・最優秀ポップ・コラボレーション歌唱:ロバート・プラント&アリソン・クラウス『Rich Woman』
・最優秀ロックアルバム:『美しき生命』(コールドプレイ)
・最優秀男性ポップ・ヴォーカル:ジョン・メイヤー『Say』
・最優秀ラップアルバム:『カーターIII』リル・ウェイン
興奮の「第51回グラミー賞授賞式」は、4月にリピート放送が決定している。
◆WOWOWウェブサイト
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V.A.(洋楽)
Coldplay
Lil Wayne
Ne-Yo
Robert Plant
ROBERT PLANT & ALISON KRAUSS
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U2
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M.I.A.
T.I.
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Jason Mraz
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