「秋」といえば、どんな曲を歌うのか?
まだまだ台風の影響も懸念される気候だが、秋はいつのまにか忍び寄るようにやってきて、気付けば冬へそのバトンをすぐに渡してしまう、そんな季節だ。
秋の過ごしやすさは、芸術、学業、食欲、もちろん恋愛にも心地よく、充実した日々をそっと影からサポートしてくれる。そんな美しい日本の四季のひとコマ「秋」といえば、どんな曲なんだろう…、第一興商が、タイトルに「秋」「autumn」「fall」が含まれる楽曲のカラオケ・リクエスト・ランキング調査を実施したところ、カラオケでどのような“秋の歌”が歌われているのかが浮き彫りとなった。
1位は山口百恵の「秋桜(コスモス)」、2位はアリスの「秋止符」、3位は抒情歌の「里の秋」。
夏の歌を調べたときは圧倒的にドピーカンなJ-POPが目白押しになった事実と比べると、驚くほどに新旧混在の多ジャンルの混戦状態。結果がまるで違うことにビックリ。カラオケで3位「里の秋」を歌うのは、どんなシチュエーションの時なんですか?
なお、堂々1位を獲得した山口百恵の「秋桜」は、発売以来30年が経過した今もなお、日本を代表する“秋の歌”としてその存在感は圧倒的。しかも、作者のさだまさしをはじめ、徳永英明、福山雅治のカバー楽曲も上位にランクインするというスバ抜けた人気度。脅威の名曲だ。
最近の楽曲としては、2008年7月に発売された笹みどりの「秋しぐれ」、2007年に発売された野中彩央里の「秋螢-あきほたる-」が堂々ランクイン。やはり秋といえばメランコリックな音楽なのか。叙情的で涙もろい、ちょっとした寂しさと暖かさの侘びサビが効いた作品が目立つようだ。かの「枯葉」を歌いまくっている人も多いのか…。
思わぬ新事実があちらこちらに散見できる興味深い結果となった。やはり、秋は…深い。