メリー、新曲は15分超えの組曲。ガロ、青江三奈のカヴァーも

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8月20日にニュー・シングル「激声(げきせい)」をリリースするメリー。なんと今作は、1曲で15分以上もある組曲。哀愁、刹那、悲恋、衝動、破裂、破廉恥、歌謡、レトロといった、今のメリーのすべてを詰め込んだ、渾身の作品に仕上がっている。

雨のシーンのSEから始まる今作は、ガットギターの静寂な演奏から突如、ラウドに激しく変化していくイントロダクション、そして登場する哀愁のテーマ・フレーズ…と、次々とバトンを渡すかのように変化を繰り返していく。結生(Gt)、健一(Gt)、テツ(Ba)、ネロ(Dr)の4人がそれぞれ持ち寄った楽曲をミックスしてガラ(Vo)の叫びを詰め込んだ、どこを切り取っても“メリー”な作品だ。

そしてなんとカップリングには、1973年に大ヒットしたガロの「学生街の喫茶店」と、1968年に大ヒットした青江三奈「伊勢佐木町ブルース」のカヴァーを収録。ヴィジュアル系バンドらしからぬ選曲のようだが、「学生街の喫茶店」は、ガラが幼少の頃、母親から子守唄代わりに歌われていた曲であり、「伊勢佐木町ブルース」は、ガラが「デュエットしたい女性歌手は青江三奈さん」というほどフェイバリットな1曲なんだとか。どちらの曲も、ガラの哀愁漂う歌声がピタリとハマった、メリーならではの味のあるカヴァーに仕上がっている。

初回限定盤type Cには、「激声」のミュージック・ビデオ(フル・ヴァージョン)と、7月11日に行なわれた沖縄公演<Many Merry Days Extra Show>のダイジェスト&ドキュメント映像が収録されたDVDが付く。

なお、7月23日には2008年5月に横浜文化体育館で行なわれたツアー・ファイナル<Many Merry Days FINAL>を完全収録したライヴDVD『Many Merry Days FINAL 横濱文化体育館』が発売される。初回限定盤の『Many Merry Days Complete Box』には、横浜文化体育館にたどり着くまでの<Many Merry Days>ツアー・ドキュメントが約2時間半にわたり収録されたボーナス・ディスクが付く。ファンには必ず手に入れてもらいたいアイテムだ。

◆リリース情報
LIVE DVD
【初回限定盤】『Many Merry Days Complete Box』VIZL-288 ¥8,190(tax in)
【通常盤】『Many Merry Days FINAL 横濱文化体育館』VIBL-432 ¥5,040(tax in)
2008年7月23日発売
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