C.J.ルイス、9年ぶりにシーンへ復活

“日本の夏、CJの夏”というキャッチで「スウィーツ・フォー・マイ・スウィート」や「R 2 THE A」、また広瀬香美とのコラボ「夏はオーライ！」等々で90年代の夏を盛り上げ、日本でだけでも『ダラーズ』（'94年）を55万枚、『ラフ・アンド・スムーズ』を64万枚を売り上げた、C.J.ルイス。その夏ヒットの彼が、レゲエの“いま”を取り込んで、ユニバーサル・ジャマイカから再びシーンに復活したのだ。

前作から約9年ぶりとなる新作『リローデッド』はそれだ。7月9日リリースになる今作は、これまでのアルバムからのヒット曲を2008年風にミックスした最新の音を中心に組みあげたセルフ・カヴァー集。

「今回は、これまで発表してきた曲を2008年風なヴァイブで作り直したものだからね。シンプルにリローデッド（“詰め直し”“積み直し”）って名付けたんだ」と語るC.J.ルイス。現在アトランタを拠点にエイコンのレーベル（コンヴィクト・レコード）やタミー・チンへ楽曲を提供するなど、裏方としてプロデュース業に専念していた彼だが、その一環としてシンガー向けにデモ・テープを作成しているときに、彼自身シンガーとしても目覚めてしまったようだ。

ちなみにキラーチューンである「R 2 The A (ラガ・ミックス)」は、6月4日(水)から着うた/着うたフルの配信がスタートとなったが、DJ KAORIも「この夏一押し！」とこのトラックに惚れ込んだDJのひとり。6月にリリースとなる『DJ KAORI’S RAGGA MIX』にもがっつり収録されることになっているようだ。