脅威の新人FUNKIST、3曲で7,000人をノックアウト

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2008年5月4日、5日の2日間幕張メッセにて開催されたイベント<9条世界会議>。憲法9条を尊重し武力によらない平和を世界に広げようと、世界平和を願う諸外国の情勢にも後押しされたこのイベントは、大盛況のうちに幕を閉じた。

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実はこのイベントには<9ALIVE>という音楽ライヴのコーナーが設けられていたのだが、4日夜に開催された<9ALIVE>には、UA、加藤登紀子、原田真二といったキャリア組に加え、ウワサの新人FUNKISTもラインナップされていた。

このメンツの中にメジャーデビュー前の新人、しかも会場はどでかい幕張メッセとなれば、普通なら気後れしそうなもののところ、そこはウワサのFUNKIST。UAの出演後2番目にいきなり登場するや、むしろそのドデカいステージとこのライヴを心から楽しんでいる様子。

1曲目「沖縄」から全開でステージいっぱい走り回り、2曲目「SUNRISE」ではヴォーカル染谷西郷の「さぁ隣の人と肩を組もう!」の声に、オーディエンスはお互い見ず知らずであろう老若男女、日本の人も外国の人も関係なく、肩を組んで身体を揺らし始めた。会場はガッチリ一つになり、会場の7,000人が総立ちになって一人残らず手を挙げ、タオルやハンカチを振り回してFUNKISTの演奏に応えている。

「僕のお母さんは南アフリカの人で、お父さんは日本人。アパルトヘイト政策が存在していた時代なら僕は生まれてきてはいけない人だったんです。でも今は肌の色なんて関係ない! 今この場所は間違いなくピースです。この場所から世界にピースを発信しましょう。世界のみんなが平和になる事を願って」と、衝撃的で印象的なMCに続いて3曲目に披露されたのは「白い世界」。

TOWER RECORDS渋谷店のインディーズチャート2週連続1位を記録し、オリコンインディーズチャートでも14位を記録したこの曲は、この日この場所で演奏されるもにもっとも相応しい曲だったのかもしれない。この曲の最後のコーラスは会場中が大合唱となり、大きなうねりを生んでいた。

わずか3曲、時間にして15分。それでもFUNKISTは集まった7,000人のオーディエンスを完全に巻き込んだ。会場のあちこちで「良かった~」「次のライヴ行こう!」と多くの感動と満足を与えたFUNKIST。

待望のメジャーデビューは7月16日だ。
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