レオナ・ルイスVo.3/5<アルバム『スピリット』>
<レオナ・ルイス アルバム『スピリット』>
──アルバムについて、最初に誰とミーティングを持ったのか
レオナ:サイモン・コーウェルよ。その後、彼がクライヴ・デイヴィスを紹介してくれた。ご存じのとおり、彼はホイットニー・ヒューストン、アリシア・キーズ、サンタナらのヒットを生んだ人として有名でしょ。クライヴと(初めて)会った時に、ショウケースをやるべきだといわれたの。「そこに知り合いのソングライターを招待すれば、彼らに君の声を聴いてもらえるだろう」と言われて、(実際に)ショウケースでたくさんのソングライターに会ったわ。彼らに私の好きな音楽、雰囲気をつかんでもらったの。その後、ソングライターに会うために各地を転々と移動した。マイアミで曲を書いた後に、ソウルフルな土地であるアトランタに行って、曲を書いて、今度はロスに移動して、また曲を書いた。素晴しいソングライターと一緒に仕事ができたのは、本当にラッキーだった。
──どんなアルバムを構想したか
レオナ:求めているサウンドは、はっきりしていた。ソングライターは、私の音楽的なバックグランドを理解していたから、曲をどういう方向性にもっていきたいのか、説明しやすかった。さっきも説明したように、クラシックからスタートした私は、そこからポピュラー・ミュージックに興味を広げていったから、音楽のバックグラウンドは広いの。だから、彼らと一緒に曲を書いて、どんなものが出来るのか、楽しみだった。たくさん曲を書いたわ。そうね…30曲以上をレコーディングして、そのなかから最も私と、聴く人に訴えかける曲を厳選していった。
──プロデューサーの人選について
レオナ:仕事をしたい人は、はっきりわかっていたけれど、果たして彼らが私とやってくれるのかは、別問題だった。いろいろなソングライターに連絡を取って、彼らから、「こんな曲があるよ」とか、「彼女の意見を聞いて」と、曲が送られてきた。幼い頃から私がよく聴いていた曲を書いたウォルター・A(ウォルター・アファナシエフ)とも曲を書いたけれど、彼と一緒に仕事をして、学べるなんて夢のようだった。彼は、とても優しくて、すごくクリエイティヴな人だった。あとは、Ne-Yoとも一緒にやったわ。自分の曲だけでなく、リアーナとか、いろいろなアーティストとも仕事をしている彼と組めて嬉しかった。たくさんの素晴しい人と一緒に仕事ができたわ。
──恋に苦悩する曲が多い理由は?
レオナ:誰もがそうであるように、私も失恋を経験しているし、歌うべきだと思ったの。愛はいつも甘いものとは限らない。完璧じゃないでしょ。それをもとに出来たのが「ブリーディング・ラヴ」。これはラヴ・ソングだけれど、心の痛みを歌った歌だから、他の(よくある)ラヴ・ソングとは違うわ。みんなに完璧でも、ハッピーでもない愛にも触れてもらいたかったの。愛は、時には心が痛んだり、辛いこともあるってね。
──「ヒア・アイ・アム」の共作に関して
レオナ:あの当時、知り合いが落ち込んでいたの。その人に、「どんなことでも私に相談してくれていいし、頼ってくれてもいいのよ」って呼び掛けている内容の曲なの。「エニータイム・ユー・ニード・ア・ブレンド」(マライア・キャリー)って曲があるんだけれど、私は、悲しい時、孤独な時、この曲を何度も、何度も聴くの。そうすると、心が軽くなるのよ。私もそういう曲を作りたかった。落ち込んでいる時、いつまでもクヨクヨするのではなく、この曲を聴いて元気になってもらいたいの。私とウォルターとカントリー・ソングを書く素晴しいライターのブレット(・ジェイムス)の3人で共作したわ。ウォルターがピアノのリフのアイディアをもとに曲を膨らませていき、それにあうメロディが私の頭に浮かび、ブレットが歌詞を考えた。3人で曲のコンセプトについて話し合った。あっという間に出来た曲よ。それをレコーディングして…、あっという間だったわ(笑)。
──1stシングル「ブリーディング・ラヴ」について
レオナ:「ブリーディング・ラヴ」は、失恋を経験してしまったために、また恋に落ちることを躊躇している人についての歌。でも、(主人公は)再び愛を見つけ、周囲の人達から、「君には合っていない人」とか、「間違っている」と言われようと、その愛を離そうとしない。愛を心から信じ、情熱を持っているからこそ、つらい時でも絶対に離さないの。苦しいことが余計に愛を燃え上がらせているのよ。
◆「BLEEDING LOVE」PV(UK VIDEO)
https://www.barks.jp/watch/?id=1000021700
◆「BLEEDING LOVE」PV(US VIDEO)
https://www.barks.jp/watch/?id=1000021701
──収録曲で一番好きな曲は?
レオナ:うーん、わからないわ。難しい質問ね。全て好きだから。全てに特別な要素があるでしょ。ひとつを選ぶことはできないわ。1曲、1曲違う意味を持っているから。たとえば、「ヒア・アイ・アム」は、心の奥底から生まれた曲。ポジティヴな曲だから、元気を与えてくれる。「ブリーディング・ラヴ」は、素晴しいミュージシャンであるワン・リパブリックのライアン・テッダーが書いてくれた曲。レコーディングは、とても楽しかった。どの曲も特別な存在だから、選ぶのは難しい…。
──カヴァー曲があるんですが、これを選んだ理由は?
レオナ:ロバータ・フラックの『ザ・ファースト・ライム・エヴァー・アイ・ソウ・ユア・フェイス』を選んだのは、素晴しい曲だから。それとロバータ・フラックが好きなの。彼女は、素晴しいし、この曲は心に訴えかける。実は、この曲は数年前にレコーディングしたものなの。クライヴ・デイヴィスに、「『ザ・ファースト・タイム・エヴァー・アイ・ソウ・ユア・フェイス』を収録しようと考えているんだけれど」と言われたので、私は、「前に録音したことがある」って教えたの。私は、こういうクラシックな曲が大好きだから、収録したのよ。
──「フットプリンツ・イン・ザ・サンド」がSports reliefの公式テーマソングになったこと。
レオナ:Sports Reliefは、貧困に苦しむ国を救済するためのチャリティ・イベント。興味はないか、という話がきたので、協力することにしたの。「フリットプリンツ・イン・ザ・サンド」の歌詞は、ポエムにインスパイアされて書かれたものなので、Sports Reliefにピッタリだと思い、この曲を提供することにしたわ。実際に南アフリカの孤児院に行って、どのように基金が役立てられているのかを見てきた。孤児院にはHIVに感染していたり、それが原因で親が亡くなってしまった子供がたくさんいた。とても、とても胸が詰まるような旅だった。言葉で説明するのは難しいから、カメラでその様子を撮影したのは良かったと思う。人々の暮らしは、言葉にならないほどひどいものだった。6人家族がひと箱の食事で、1日の飢えをしのがなくてはいけなくて。胸が詰まる光景だったけれど、あの国の人々は、誰もがスピリットに溢れていて、とてもパワフルだから、刺激を受けた。私の人生が変わるほどにね。
──アルバムについて、最初に誰とミーティングを持ったのか
レオナ:サイモン・コーウェルよ。その後、彼がクライヴ・デイヴィスを紹介してくれた。ご存じのとおり、彼はホイットニー・ヒューストン、アリシア・キーズ、サンタナらのヒットを生んだ人として有名でしょ。クライヴと(初めて)会った時に、ショウケースをやるべきだといわれたの。「そこに知り合いのソングライターを招待すれば、彼らに君の声を聴いてもらえるだろう」と言われて、(実際に)ショウケースでたくさんのソングライターに会ったわ。彼らに私の好きな音楽、雰囲気をつかんでもらったの。その後、ソングライターに会うために各地を転々と移動した。マイアミで曲を書いた後に、ソウルフルな土地であるアトランタに行って、曲を書いて、今度はロスに移動して、また曲を書いた。素晴しいソングライターと一緒に仕事ができたのは、本当にラッキーだった。
──どんなアルバムを構想したか
レオナ:求めているサウンドは、はっきりしていた。ソングライターは、私の音楽的なバックグランドを理解していたから、曲をどういう方向性にもっていきたいのか、説明しやすかった。さっきも説明したように、クラシックからスタートした私は、そこからポピュラー・ミュージックに興味を広げていったから、音楽のバックグラウンドは広いの。だから、彼らと一緒に曲を書いて、どんなものが出来るのか、楽しみだった。たくさん曲を書いたわ。そうね…30曲以上をレコーディングして、そのなかから最も私と、聴く人に訴えかける曲を厳選していった。
──プロデューサーの人選について
レオナ:仕事をしたい人は、はっきりわかっていたけれど、果たして彼らが私とやってくれるのかは、別問題だった。いろいろなソングライターに連絡を取って、彼らから、「こんな曲があるよ」とか、「彼女の意見を聞いて」と、曲が送られてきた。幼い頃から私がよく聴いていた曲を書いたウォルター・A(ウォルター・アファナシエフ)とも曲を書いたけれど、彼と一緒に仕事をして、学べるなんて夢のようだった。彼は、とても優しくて、すごくクリエイティヴな人だった。あとは、Ne-Yoとも一緒にやったわ。自分の曲だけでなく、リアーナとか、いろいろなアーティストとも仕事をしている彼と組めて嬉しかった。たくさんの素晴しい人と一緒に仕事ができたわ。
──恋に苦悩する曲が多い理由は?
レオナ:誰もがそうであるように、私も失恋を経験しているし、歌うべきだと思ったの。愛はいつも甘いものとは限らない。完璧じゃないでしょ。それをもとに出来たのが「ブリーディング・ラヴ」。これはラヴ・ソングだけれど、心の痛みを歌った歌だから、他の(よくある)ラヴ・ソングとは違うわ。みんなに完璧でも、ハッピーでもない愛にも触れてもらいたかったの。愛は、時には心が痛んだり、辛いこともあるってね。
──「ヒア・アイ・アム」の共作に関して
レオナ:あの当時、知り合いが落ち込んでいたの。その人に、「どんなことでも私に相談してくれていいし、頼ってくれてもいいのよ」って呼び掛けている内容の曲なの。「エニータイム・ユー・ニード・ア・ブレンド」(マライア・キャリー)って曲があるんだけれど、私は、悲しい時、孤独な時、この曲を何度も、何度も聴くの。そうすると、心が軽くなるのよ。私もそういう曲を作りたかった。落ち込んでいる時、いつまでもクヨクヨするのではなく、この曲を聴いて元気になってもらいたいの。私とウォルターとカントリー・ソングを書く素晴しいライターのブレット(・ジェイムス)の3人で共作したわ。ウォルターがピアノのリフのアイディアをもとに曲を膨らませていき、それにあうメロディが私の頭に浮かび、ブレットが歌詞を考えた。3人で曲のコンセプトについて話し合った。あっという間に出来た曲よ。それをレコーディングして…、あっという間だったわ(笑)。
──1stシングル「ブリーディング・ラヴ」について
レオナ:「ブリーディング・ラヴ」は、失恋を経験してしまったために、また恋に落ちることを躊躇している人についての歌。でも、(主人公は)再び愛を見つけ、周囲の人達から、「君には合っていない人」とか、「間違っている」と言われようと、その愛を離そうとしない。愛を心から信じ、情熱を持っているからこそ、つらい時でも絶対に離さないの。苦しいことが余計に愛を燃え上がらせているのよ。
◆「BLEEDING LOVE」PV(UK VIDEO)
https://www.barks.jp/watch/?id=1000021700
◆「BLEEDING LOVE」PV(US VIDEO)
https://www.barks.jp/watch/?id=1000021701
──収録曲で一番好きな曲は?
レオナ:うーん、わからないわ。難しい質問ね。全て好きだから。全てに特別な要素があるでしょ。ひとつを選ぶことはできないわ。1曲、1曲違う意味を持っているから。たとえば、「ヒア・アイ・アム」は、心の奥底から生まれた曲。ポジティヴな曲だから、元気を与えてくれる。「ブリーディング・ラヴ」は、素晴しいミュージシャンであるワン・リパブリックのライアン・テッダーが書いてくれた曲。レコーディングは、とても楽しかった。どの曲も特別な存在だから、選ぶのは難しい…。
──カヴァー曲があるんですが、これを選んだ理由は?
レオナ:ロバータ・フラックの『ザ・ファースト・ライム・エヴァー・アイ・ソウ・ユア・フェイス』を選んだのは、素晴しい曲だから。それとロバータ・フラックが好きなの。彼女は、素晴しいし、この曲は心に訴えかける。実は、この曲は数年前にレコーディングしたものなの。クライヴ・デイヴィスに、「『ザ・ファースト・タイム・エヴァー・アイ・ソウ・ユア・フェイス』を収録しようと考えているんだけれど」と言われたので、私は、「前に録音したことがある」って教えたの。私は、こういうクラシックな曲が大好きだから、収録したのよ。
──「フットプリンツ・イン・ザ・サンド」がSports reliefの公式テーマソングになったこと。
レオナ:Sports Reliefは、貧困に苦しむ国を救済するためのチャリティ・イベント。興味はないか、という話がきたので、協力することにしたの。「フリットプリンツ・イン・ザ・サンド」の歌詞は、ポエムにインスパイアされて書かれたものなので、Sports Reliefにピッタリだと思い、この曲を提供することにしたわ。実際に南アフリカの孤児院に行って、どのように基金が役立てられているのかを見てきた。孤児院にはHIVに感染していたり、それが原因で親が亡くなってしまった子供がたくさんいた。とても、とても胸が詰まるような旅だった。言葉で説明するのは難しいから、カメラでその様子を撮影したのは良かったと思う。人々の暮らしは、言葉にならないほどひどいものだった。6人家族がひと箱の食事で、1日の飢えをしのがなくてはいけなくて。胸が詰まる光景だったけれど、あの国の人々は、誰もがスピリットに溢れていて、とてもパワフルだから、刺激を受けた。私の人生が変わるほどにね。
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