ミューズ、新作で「15分のスペース・ロック・ソロ」

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『Absolution』('03年)でエピック・ロック(壮大なロック)の雄としての地位を確立したミュースが、新作でさらなる壮大なサウンドを作り出してくれるようだ。今回は「15分のスペース・ロック・ソロを披露したい」と語っている。

フロントマンのマット・ベラミーは『NME』誌にこう話している。「新作では、少なくても1回は、15分のスペース・ロック・ソロをやりたいと思ってる。それに“Supermassive Black Hole”はダンス、グルーヴ、リズム・セクションっていう僕らの新しい時代を築いてくれた。そういう曲をもっとやりたいね」

また、アルバムの全体のセールスが落ち、そのリリース方を模索するミュージシャンが多い中、ミューズも新作に対しこれまでと違うアプローチを考えているようだ。「新作では、アルバムを作るっていう姿勢では取り組まないと思う…。ただ、たくさんの音楽を作るだけだ。毎月、とか2ヶ月に1回、曲をリリースしていくっていうアイディアはいいんじゃないかな。シングルを作り続けて、数年後、“ベスト”って形でアルバムを出すんだ」

現在、大手レコード会社と契約を結んでいる彼らは、このアイディアが実現するかどうかはレコード会社次第だとしながらも、アルバムにこだわることはなく、定期的なシングルのリリースに関心を持っているのは確かなようだ。

どんなフォーマットであれ、ミューズにとって'08年は曲作りやレコーディングの年となる。

Ako Suzuki, London
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