ketchup mania、「BAD! BAD! BAD!」特集内インタビュー
HIRO:今回の曲は全部同じ時期に書いていたので、出発点は同じなんです。街を歩いていて、何も考えてなさそうな若い子達とかを見て、でも何も考えてなさそうだけど絶対色々考えてるんだろうな、色々悩みもあるんだろうなとか思ったりして。私もそうだったけど、若いときって他人に色々言われて悩んだりすることもある。でも、せっかくの自分の時間なんだから、思うとおり自由にやっちゃえばいいじゃないかと、そういう気持ちで作った曲です。
WANI:この曲はketchup maniaの定番的な曲調なので、以前からのリズムの雰囲気とか、僕ららしさを出していきたいと思ってました。ドラムは、ここのリズムはこういうパターン、ここはこんな感じの曲のリズム、サビは洋楽っぽいのが合うかな、とかブロックごとに考えてやりました。場所によって速い2ビートだったりポップな8ビートだったり、色々なパターンを当てはめた感じですね。あと、せっかくツインペダルを導入したんで、これを十分に使いたいというのもありましたね。これでリズムパターンの幅がかなり広がったし。
YOSEI:ベースについては、この曲速いんで、ノリに気をつけるということで。速さに負けないように気をつけてやりました。
DAI:ギターは、イントロなんかそうだけど、2ビートで単純なパワーコードで押すっていうのは昔からやってる。だからそういう意味では定番というか、簡単に作れるというか(笑)。途中にドゥワップみたいなコーラスが入ってきて、その部分はヴォーカルを左に飛ばしちゃったりとか、ちょっと凝った仕掛けを入れたところもありますね。音についていえば、ドラムのスネアの音がけっこうポイント。カンカンという高音が響く音にしたかったんで、鉄パイプの音を足したところもありました。
DAI:そうですね、聴きやすいし、歌詞の世界観も僕は好きですね。歌詞とギターのリフがシンクロしてる感じとか、あとちょっとふざけた感じとかもいいと思う。
YOSEI:僕はベースでエフェクトってあまり使ったことがなかったんですけど、この曲は遊びの要素があると思うんで、ワウを使って遊んでみようと。フレーズができた段階で、ワウかシンセベースが合いそうだなと思っていたら、たまたまスタジオにワウがあったんで使ってみました。
WANI:この曲は一番苦戦しましたね。Bメロで3連になってるんですけど、普通のツインペダルでも難しいのに、ドドド・ドドドって3連なんで、何回も録り直したんです。個人的にはまったく遊べてない(笑)。ものすごい真剣。でもイントロとか、ハイハットのオープン・クローズでちょっと変則的なことをやったり、そういうところではちょっと遊んだというか、アレンジを考えてやってみました。
HIRO:そうですね。これは、ヒップホップのクラブにメンバー4人で初めて行ったときに見たことなんです。そのクラブの光景にけっこうショックを受けて。密着してる男女がいたりとか(笑)。その何日後かにこのトラックが来たときに、あぁ、この話がマッチしそうだと思って書きました。普通の恋の話とか、頑張ろうよっていうような歌詞は今までにもよく書いていたんですけど、見たことをそのまま書いたことはなかったんで、これは新しいし面白いと思ってやってみました。
HIRO:ピンクって、淡いピンクもあれば毒々しいピンクもあるし、夜のネオンのピンクもある。ウォーターも、単純に潤う水分というのもあれば、いやらしい潤いもあったりするわけで、そういうところからイマジネーションを膨らましてもらえれば(笑)。
WANI:え。膨らますってどこを(笑)。
WANI:いや最高ですね(笑)。きついのは移動だけです。
DAI:SXSWっていうのは、アメリカのインディレーベルなんかがたくさん集まる、大規模なショーケースなんです。僕は小さい頃からいつか出たいなと思ってたイベントなのですごくうれしいです。その後のツアーも楽しみですね。知らないバンドとも一緒にやるし、どんな評価されるか楽しみです。
HIRO:私は去年初めて海外に行ったんですけど、そんなに海外でやる機会もないと思ってた。海外でやりたいというアーティストもたくさんいると思うんだけど、私たちはまた行けることになって、自分が作った曲をまた届けるチャンスができたのがすごくうれしいです。
HIRO:そこはすごく不安です。前回もお茶がなくてすごく困ったし。今回はお茶のパックとか、そうめんとかも持っていこうかなと。去年は1週間くらいだったのに、後半は食事でかなり困っちゃいました。
DAI:やりたいことをやろうかなと。激ラウドに。
HIRO:歌は、基本スタンスは変わらず、自由にのびのびとやりたいです。あと、自分の得意な声域のゾーンをもうちょっと増やせたらな、と思ってます。
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