バレンタインはチョコレートの代わりにコンピューターウイルスが届く!

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バレンタインデーの贈り物といえばチョコレートが一般的だが、こんなプレゼントが届くこともある ─── コンピューターウイルス。

ウイルス対策ソフトなどを手がけるG DATA Softwareは、2月14日のバレンタインデーを狙ったボット型ウイルスの活動に注意を呼びかけている。

同社によると、マルウェア(つまりコンピューターウイルス)作者とボットネット(ウイルスなどによって外部からコントロールされているネットワーク)を利用するネット犯罪者が手を組んで、バレンタインデーを狙って攻撃を仕掛けているという。

彼らは「Happy Valentine's Day!」「Valentine Invitation」といった件名のメールを不特定多数に送りつけているとのこと。このメールの本文にはURLのリンクがあり、このリンクをクリックするとIPアドレスが表示され、これをさらにクリックすると「Valentine.exe」というプログラムがダウンロードされる。

このプログラムは、「WIN32 TROJAN DOWNLOADER」というグループに属するトロイの木馬型ウイルスで、実行してもパソコンのデータが破壊されるといったことはないが、ネット犯罪者の遠隔操作によって、スパムメールを送信する「ボット」として悪用されてしまう。つまり、自分のパソコンが他人に被害を与える恐怖のマシーンと化すのだ!

バレンタインデーに届いた、ちょっと魅力的なタイトルのメール。そこから始まる異国のブロンド美女との恋物語…というような、映画やドラマのようなことは現実には起こらないので、淡い期待など抱かずに、むしろそんな想いや期待とともにメールもさっさと消去することをオススメする。

もちろん、同社のソフトをはじめ、ウイルス対策をしっかり行なっていれば警告が出るので、心配は無用だ。


G DATAのサイト

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