ポップでカラフル、アート・ロック・バンドThe Most Serene Republicに注目

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アークティック・モンキーズに代表されるようにUK新世代バンドたちがロック・シーンをリードする昨今だが、北米からも一筋縄ではいかない若いクセモノたちが多数登場している。そんな北米カナダ・インディ・ロック・シーンから飛び出したのが、平均年齢22歳の美大生7人組、ザ・モスト・セリーン・リパブリックだ。

プログレ/ジャズ/ポップス/ポスト・ロックを呑み込んだそのサウンドには、初期衝動と新しい音、新しいアートを創りたいというクリエイティブ精神が宿り、圧倒的な勢いで“今”の空気を伝えている。

▲『ポピュレーション』
▲『アンダーウォーター・シネマトグラファー』
◆「The Men Who Live Upstairs」PV
 https://www.barks.jp/watch/?id=1000020545

◆「Compliance」試聴
 https://www.barks.jp/listen/?id=1000020668
◆「The Men Who Live Upstairs」試聴
 https://www.barks.jp/listen/?id=1000020669
◆「Sherry and Her Butterfly Net」試聴
 https://www.barks.jp/listen/?id=1000020670
 (※以上、『ポピュレーション』収録曲より)

有り余るほどの豊富なアイデアと複雑な曲展開に挑戦したレコーディング、ストロークスとのライヴ・ツアーを越えて、ソングライティング能力、演奏力、表現力、そのいずれも急成長を遂げた、彼ら待望のセカンド・アルバムが2007年12月19日リリースの『ポピュレーション』である。

前作『アンダーウォーター・シネマトグラファー』と比べてエレクトロニクスが後退し、生楽器による演奏に比重が置かれているのは、アルバム・タイトル『ポピュレーション』と深く関係があるという。

メンバーによれば、人口の増加や生活の多様化によって人と人の繋がりが希薄になっていることや、テクノロジーが人を支配し始めたことに対するアンチテーゼとして、よりナチュラルでオーガニックなサウンドを目指すようになったのだということ。

日本盤には、アルバム楽曲「The Men Who Live Upstairs」に乗せて、そんな彼らのレコーディング、ツアー模様がコラージュされた映像特典が付属されている。
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