myspaceを120%楽しむための特集
●MySpaceは世界で1億人が利用するコミュニティサイト
MySpaceは2003年に開設されたSNSのひとつで、現在世界でもっとも人気のあるコミュニティサイトだ。
ユーザー数は、アメリカを中心になんと世界で1億人を超えるというから、本当に世界的に人気がある巨大なサイトなのだ。
MySpaceのユーザーは、自分のページでブログを公開したり、画像や音声ファイルを公開することができる。
そこから同じ趣味のユーザーをみつけてコミュニケーションをとったり、グループやフォーラムを作って情報を交換し合ったりすることも可能だ。
そして自分のページを自由にカスタマイズすることができるのも、人気を呼んでいる理由だろう。もちろんこれらのサービスは無料で提供されている。でも、そんなのはSNSとして当たり前のこと。ではなぜMySpaceがミュージシャンや音楽ファンから注目されているのか。
それは、MySpace Musicという、音楽を楽しむための専用のページが用意されているからだ。
●MySpace Musicとは?
MySpace Music は、MySpaceに参加しているミュージシャンの情報が集められているページだ。
一度のぞいてみるとよくわかるが、ここには非常に多くのミュージシャンが集まっている。
彼らはみんな、MySpaceに「アーティスト」として登録したユーザーだ。
そしてMySpaceでは誰もが、アーティストとして登録することができるのだ。
↑MySpaceの音楽情報を集めたMySpace Musicページ。
最新情報、おすすめアーティスト、
試聴ランキングなどが掲載される。
MySpaceのユーザー登録のとき、専用のページ
http://signup.myspace.com/index.cfm?fuseaction=bandjoin
から登録を行なうと、アーティストとして登録できる。そうすれば、MySpaceでミュージシャンとして認められるのだ。
MySpaceでのアーティストには、所属しているレーベルによって3タイプがある。
メジャーレーベルと契約しているMajor(メジャー)、インディレーベルに所属するIndies(インディーズ)、そしてどこにも所属していないUnsignedだ。
つまり、世界的なプロから昨日楽器を手にしたばかりのアマチュアまで、すべてのミュージシャンがアーティストとして登録できるわけだ。
だからMySpaceには、世界中のミュージシャン、そして世界中の音楽ファンが集まってくるのだ。
MySpaceにアーティストとして登録すると、自分のページでMP3ファイルを公開することができるようになる。つまりここで自分の曲を、世界中の人たちに聴いてもらうことができるわけだ。つまりミュージシャンにとってMySpaceは、チャンスを広げる絶好の場所になっているのだ。
もちろんリスナーにとってもうれしいことがいっぱいだ。メジャーやインディーズのアーティストの新曲を試聴すれば、買いたいアルバムを決めることだってできるだろう。もちろん好きなアーティストが公開している曲を、ただ聴いてまわるだけだって楽しい。聴くだけではなく、情報源としても面白い。アーティスト自らが曲の解説や裏話を掲載していることもあるからだ。
さらに、今まで知らなかったお気に入りの曲やバンドに偶然出会えることもある。ウワサになっているインディーズバンドや、名前しか知らなかったバンド、まったく知らなかったアマチュアバンドだって、いったいどんな音楽をやっているのかを、実際の音楽を聴いて確かめることができる。色々な音楽を聴きたい人、好きな音楽を深く極めたい人にとって、こんなに楽しいサイトはないだろう。
現在、世界の音楽業界はMySpaceに注目している。アメリカではもちろん、今では国内でも注目度はどんどん高まっている。埋もれていた名曲を目ざといファンが見つけて話題になり、
そこからヒット曲が生まれることがあったり、メジャーレーベルが見逃していた新人アーティストがユーザーによって発掘されることもある。ネットでの反応はダイレクトで素早いし、正直な意見が返ってくるから、多くのリスナーがいいと思ったものはすぐに人気が出る。
だからレコード会社も、次に人気が出るのは何なのか、真剣にMySpace Musicの動向を見つめているというわけだ。
今後の音楽業界の鍵を握っているのは、MySpaceのユーザーなのかもしれない。