フラメンコ・ギターの沖仁がニューアルバム発売

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▲『Respeto(レスペート)~十指一魂(じゅっしいっこん)~』
2006年にリリースしたメジャー・デビュー・アルバム『Nacimiento[ナシミエント]~誕生~』で大きな人気を獲得したフラメンコ・ギターの第一人者・沖仁(おき・じん)が、スペイン録音を含むセカンドアルバムを完成させた。

オリジナル楽曲の「メルチョールの家」「サンパブロ通りの天使達」は本格的なフラメンコでありながら、日本人にも親しみやすいメロディアスな作品。千住明作曲の「風林火山~巡礼紀~」は大河ドラマでも話題で、沖本人が「日本の自然にマッチして、なおかつフラメンコもアピールしなければいけないというのが課題でした。結果的には非常に豊かな世界観を表現できたのでは」と語る楽曲である。

さらに沖の師匠であるマドリード生まれのフラメンコ・マエストロ、ビクトール・モンへ・セラニートとのデュオ作品「Maestro Serranito」も、ギター2本だけで録音された力作である。

タイトルの『Respeto(レスペート)』は、「敬意、リスペクト」であり、フラメンコに対する敬意のことである。沖は「フラメンコと自分が向き合った時に、最初に来るべきキーワードは、やはりリスペクトだと思います」と明言している。全10曲は、音楽が好きな人ならどこをとっても楽しめる楽曲が揃った。
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