「地球外生命体」と「コンピューター」の話
普段とはちょっと趣をかえて、今日は宇宙の話から。
アメリカ航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration, NASA)は、現地時間の8月4日、ケープ・カナベラル空軍基地(ケネディ宇宙センター)にて火星探査機「Phoenix Mars Lander(フェニックス・マーズ・ランダー)」の打ち上げに成功した。
フェニックス・マーズ・ランダーのミッションは、火星に生命体が存在するか(していたのか)を探ること。火星の大地にある凍土を掘削するために、火星の北極へ向かう。火星への着陸は2008年5月の予定。
非常に夢のある話だが、同時にこのミッション、実際は莫大なコストと過酷な環境が待ち受けている。フェニックス・マーズ・ランダーの打ち上げにかかるコストは4億2,000万ドルで、打ち上げの機会は26カ月に1回。いったん火星表面に到着したら、探査機は華氏マイナス100度、最大風速毎秒40メートルという環境に放り出されることになる。
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