マリリン・マンソン「俺は愛のバンパイア」

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マリリン・マンソンは、バンパイアのストーリーが好きで、バンパイアと自分に共通点を感じているそうだ。といっても、彼は若い女性の血を求めているわけではない。女性を犠牲にしながらも虜にするバンパイアの姿に憧れているらしい。

Femalefirst.co.ukによると、マンソンは最近のインタヴューでこう話したという。「バンパイアのロマン主義……、俺にはハマリ過ぎだとも思うが、共感してる。バンパイアは心臓を打ち抜かれることで死ぬだろ。比喩的ではあるが、それが俺の弱点でもある。愛は人を破滅させる。それに、バンパイアは夜にしか現れない。そして若い女性を餌食にするんだ。血を吸って。誰かを虜にするっていう考えは、事実であれメタファーであれ、すごくロマンチックだと思う」

しかし彼は、自分が女性の犠牲になるのは嫌なようだ。別のインタヴューではあるが、マンソンはディタ・ヴォン・ティーズとの離婚の原因のひとつは、ディタが仕事より彼女を優先してほしいと願ったからだと話している。(参照:「マリリン・マンソン、新しいGFはベストハーフ?」)ディタはマンソンと付き合い始めたとき、自分のキャリアを捨て彼につくしたそうだ。だから今度は、マンソンが彼女を優先すべきだと考えたらしい。彼はこう話している。「彼女の仕事が軌道に乗り出した。でも俺は、自分のやってることをあきらめて、彼女について行くなんてできなかった。昔、彼女がそうしてくれたようにはね。でも、そんなこと期待されるなんて思ってもみなかった。俺にしてみれば、犠牲っていうのは見返りなんか期待せずにやるものだからさ」

というわけで、“バンパイア”マンソンの犠牲、そして虜になった女性は、見返りを期待しないように。

Ako Suzuki, London
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