話題の「千の風になって」はリベラも歌っていた!

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昨年末の『NHK紅白歌合戦』で秋川雅史が歌唱し、大きな反響を呼んでいる「千の風になって」。この楽曲の原詩「Do not stand at my grave and weep」は、作者不詳という説もあるが、アメリカ人のメアリー・フライが作者とされている。秋川のヴァージョンは、そのその原詩を作家の新井満氏が翻訳し、曲をつけたもの。

原詩のタイトルを直訳すると「私のお墓のそばに立って泣かないでください」で、死者からのメッセージとして、親しい人を亡くした人々の心に安らぎを与える詩として世界中で親しまれてきた。近年では、2002年のN.Y.同時多発テロの追悼式で少女が朗読したことが記憶に新しいが、それ以前にも1986年のスペースシャトル・チャレンジャー号爆発事故の追悼式や、1992年のマリリン・モンロー30周忌式でも朗読されている。

そして、昨年11月に放送されたNHKハイビジョン特集『千の風になって』では、リベラの歌う同曲が紹介され、反響を呼んでいるという。

リベラはイギリスのボーイズ・ソプラノ・グループで、昨年放送されたNHK土曜ドラマ『氷壁』の主題歌「彼方の光」を歌っており、昨年の来日時には同ドラマの主演を務めた玉木宏から「(歌の)世界観にグッと引き込まれる」と絶賛されていた。そんな彼らが歌う「Do not stand at my grave and weep」(邦題:いつもあなたのそばにいるから)は、プロデューサーであるロバート・プライズマンが亡父に捧げるために曲をつけたもので、彼らのアルバム『フリー』に収録されている。“天使の歌声”と賞されるリベラの歌声は、まるで天から降り注ぐように「Do not stand~」の世界を崇高に表現し、聴き手の心に染み入る楽曲になっている。

そしてこのほど、問い合わせ急増につき、急遽3月7日にリリースされる来日記念盤『エンジェル・ヴォイセズ』にも収録されることが決定した。来日公演の日程は下記の通り。

なお、NHKハイビジョン特集『千の風になって』は、1月25日の午前10時からNHK BSハイビジョンで再放送されることが決定している。

<リベラ来日公演>
4月11日(水)名古屋 愛知県芸術劇場コンサートホール
4月12日(木)大阪 ザ・シンフォニーホール (大阪府)
4月14日(土)渋谷 Bunkamuraオーチャードホール (東京都)

■オフィシャル・サイト http://toemi.jp/libera/ (PC・携帯)
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