ゴシップ「デブのレズビアンだから怖いんでしょ」

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『NME』のクール・リストでトップに選ばれたゴシップのシンガー、べス・ディットーが、レズビアンでいることについて『The Sun』紙の独占インタヴューで語った。同性愛者に対して理解のない田舎で育ち苦しんだディットーだったが、ようやく最近、自分に自信が持てるようになったと話している。

「ようやく自分でいることを心地いいって思えるようになったわ。自分の外見や性癖、それは常に満足いくものじゃなかった。ずっと、自信がなかったわ」“同性愛=地獄に落ちる”と考える風習があるアラスカで育ったディットーは、3、4歳のころから自分は同性愛者かもしれないと疑い、恐怖におののいていたという。「地獄には行きたくなかったから、怖かったわ。自分の感情を抑えなきゃいけなかった」。

高校のときボーイフレンドを作ったがうまく行かなかったと話している。「3年で3回も別れたわ。自分がレズビアンなのわかってたから。彼には“わたし同性愛者だと思う”って伝えたのよ。そのことについて話し合ったわ。いい人だったわね」。

ワシントンへ移りバンド活動を続けることで、自分に自信が持てるようになったディットーは、いまでは周りに何を言われようが気にならなくなったという。「みんな、わたしがデブのレズビアンで厚かましいフェミニストだから怖がってるんでしょ。どんなこと言われても、面白がれるようになったわ」。

11月にUKツアーを終えたゴシップは、この後、5枚目となるスタジオ・アルバムの制作にとりかかるという。

Ako Suzuki, London
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