<FRF'06>今年のダークホース、ジェイソン・ムラーズ
3日目の昼間のグリーン・ステージというある意味もっともマッタリとした時間に、爽やかな風貌のダークホースが現れた。その名もジェイソン・ムラーズ。アメリカ出身のシンガー・ソング・ライターだ。私の観た中で、今年のフジロックで良い意味でNo.1の番狂わせ男である。彼のライヴ後、会場のあちこちで彼のライヴへの感嘆の言葉を耳にした。
今流行りの“ソロ男性アーティスト”ということで、それらしくシンプルなライヴになるかと思いきや、過去に1年間で230回もライヴを行なったことがあるという、現場たたき上げの彼のライヴはただただお見事。拍手喝采ものの歌唱力と表現力、スキャットやラップもこなすハイ・スキルなヴォーカル・スタイル、そしてセクシーなダンスやユーモアたっぷりのパフォーマンスで、見せる、魅せる。ハッキリ言って、期待の何倍も上回る内容だった。
またステージにはジェイソンに加え、バック・バンドとしてギター、ベース、キーボード、ドラム、パーカッションが登場。遊びのあるプレイで、ジャム・バンド的な展開を見せる素晴らしいバンドだ。ライヴの後半にはサックスとトランペットも加わり、グリーン・ステージ狭しとソウルフルなグルーヴを響かせた。そんな中でフロントマンを務めるジェイソンの姿は、ソロ・アーティストというよりは才能豊かなコンポーサー。きっとそれが本来の姿なのではないだろうか。
あらゆる音楽を消化した寛容なサウンドに、素晴らしいヴォーカルとパフォーマンス。ミュージシャンとして何枚ものカードを手にもったこの男が見せたライヴは、とても贅沢でプロフェッショナルなものだった。予想以上の素晴らしいステージに突然正面衝突してしまう。これぞフジロック。良く晴れた昼間のグリーンステージで聞く、鳴り止まない歓声。こんな素晴らしい時間を演出してくれた彼らに心から拍手を。
取材・文●Sugio
7/30 GREEN STAGE
1.YOU AND I BOTH
2.THE REMEDY(I WAN'T WORRY)
3.DID YOU GET MY MESSAGE
4.PLEASE DON'T TELL HER
5.DRAMATICA
6.UNFORD
7.BELLA LUNA
8.I'M YOURS
9.COMMON PLEASURE
10.GEEK IN THE PINK
11.SONG FOR A FRIEND
FUJI ROCK FESTIVAL’06特集はこちら!
https://www.barks.jp/feature/?id=1000025344
今流行りの“ソロ男性アーティスト”ということで、それらしくシンプルなライヴになるかと思いきや、過去に1年間で230回もライヴを行なったことがあるという、現場たたき上げの彼のライヴはただただお見事。拍手喝采ものの歌唱力と表現力、スキャットやラップもこなすハイ・スキルなヴォーカル・スタイル、そしてセクシーなダンスやユーモアたっぷりのパフォーマンスで、見せる、魅せる。ハッキリ言って、期待の何倍も上回る内容だった。
またステージにはジェイソンに加え、バック・バンドとしてギター、ベース、キーボード、ドラム、パーカッションが登場。遊びのあるプレイで、ジャム・バンド的な展開を見せる素晴らしいバンドだ。ライヴの後半にはサックスとトランペットも加わり、グリーン・ステージ狭しとソウルフルなグルーヴを響かせた。そんな中でフロントマンを務めるジェイソンの姿は、ソロ・アーティストというよりは才能豊かなコンポーサー。きっとそれが本来の姿なのではないだろうか。
あらゆる音楽を消化した寛容なサウンドに、素晴らしいヴォーカルとパフォーマンス。ミュージシャンとして何枚ものカードを手にもったこの男が見せたライヴは、とても贅沢でプロフェッショナルなものだった。予想以上の素晴らしいステージに突然正面衝突してしまう。これぞフジロック。良く晴れた昼間のグリーンステージで聞く、鳴り止まない歓声。こんな素晴らしい時間を演出してくれた彼らに心から拍手を。
取材・文●Sugio
7/30 GREEN STAGE
1.YOU AND I BOTH
2.THE REMEDY(I WAN'T WORRY)
3.DID YOU GET MY MESSAGE
4.PLEASE DON'T TELL HER
5.DRAMATICA
6.UNFORD
7.BELLA LUNA
8.I'M YOURS
9.COMMON PLEASURE
10.GEEK IN THE PINK
11.SONG FOR A FRIEND
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