<FRF'06>ライノセラス、格の違いを見せ付けるライヴ

ポスト
昨日までのぐずついた天候が嘘の様に晴れ渡ったホワイト・ステージに、颯爽と現れたライノセラス。ステージ・カラーに合わせてか、真っ白なスーツに身を包んだジャン=フィリップと、対照的に漆黒のワンピースをまとうバトゥを、大勢のサポート・メンバーが取り囲む。

鋭角なビートにざっくり切り込む三本のギター、その芯を貫くバトゥのベースが生み出す図太いグルーヴは、フジロック3日目で疲れきったオーディエンスの身体にも休む間を与えない。曲毎に目まぐるしく入れ替わる個性的なヴォーカル陣も、ライヴに花を添える。そのうちの一人は元ライドのマーク・ガードナーという、ファンにはうれしいサプライズも!

そして「キュービクル」のイントロが流れた瞬間、会場は一気に沸点へ! ヴォーカルに合わせ、あちこちで「アォーッ!」と咆哮が聞こえる。iPodのCM曲のブレイクで、日本では最近認知され始めたものの、実は10年を超えるキャリアを持つベテラン。ぽっと出の新人たちとの格の違いを見せ付けるライヴだった。

取材・文●古澤輝由
写真●Yasuyuki Kasagi






7/30 WHITE STAGE

1. GET READY NOW
2. BITCH
3. LA GUITARISTIC HOUSE
4. STOP IT
5. FICTION DANCER
6. LE ROCK SUMMER
7. MUSIC KILLS ME
8. CUBICLE
9. FUCKY FUNKY MUSIC


FUJI ROCK FESTIVAL '06特集
https://www.barks.jp/feature/?id=1000025344
この記事をポスト

この記事の関連情報