カイザー・チーフス、喜びの影に……

先週（２月15日）、ブリット・アワーズで３部門を受賞し、お祝いモードのカイザー・チーフスだが、フロントマンのリッキー・ウィルソンにとっては、全てが順風満帆というわけではないようだ。ウィルソンは授賞式の直前に長年のガール・フレンドと別れたばかり。傷心を隠し、式に出席したという。

ウィルソンは『Daily Mirror』紙にこう話している。「フルー（GF）と僕はもう一緒じゃない。別れたんだ。このことに関しては、これ以上話したくない」関係者によると、ウィルソンは別離以来、かなり落ち込んでいたものの、受賞式では沈んだ顔を見せまいと平静を装っていたそうだ。

元ガールフレンドは、彼がツアー中に浮気をするのではないかと恐れていたようだ。ウィルソンは以前、こう話している。「フルーはいつも、俺がツアー中に（女性から）誘惑されるんじゃないかって心配してるんだ。だから“俺がステージでどんな様子なのか知ってるだろ？　汗びっしょりで臭くて、顔が真っ赤なんだぜ。そんな奴がいいと思うかい？”って言って安心させてるんだ」

最優秀グループ、最優秀ロック・アクト、最優秀ライヴ・アクトの３部門を制覇したカイザー・チーフス。ウィルソンは授賞式で「最高だ！　俺たち、15,6のときから一緒にやってきたんだ。止めようと思ったのは１度や２度じゃなかったよ」と喜びの言葉を述べた。

Ako Suzuki, London