カイザー・チーフス「ブリットはプレストンに捧げる」

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ブリット・アワーズで今年最多の5部門にノミネートされているカイザー・チーフスは、もし受賞したらそれをオーディナリー・ボーイズのフロントマン、プレストンに捧げたいそうだ。プレストンは、レコード会社に「カイザー・チーフスと契約するよう」口添えしてくれたのだという。

フロントマンのリッキー・ウィルソンは『The Sun』紙にこう語っている。「プレストンが、俺達と契約するようB-Unique(レーベル)の社長を説得してくれたんだ。彼がそうしてくれなかったら、俺達、いまだに無名だったかもしれない。プレストンは俺達の才能を信じてくれて、しつこく言い続けてくれたんだ。感謝してもしても足りないよ。もし授賞式でチャンスがあったら、ステージからそうスピーチするつもりだよ」

ウィルソンは、プレストンが『Big Brother』に出ると言い出したとき「気が狂ったのかと思った」そうだ。「でも(放送が始まって)2日後には、彼の決断は正しかったって思ったね。うまくやったよ」

また「(ブリットには)ノミネートされただけで満足だ」と発言するアーティストが多い中、正直者のウィルソンは「受賞できなかったら、ショック」と素直な気持ちを口にしている。「嘘つくつもりはないよ。獲れなかった、もちろん、怒るよ!」

最優秀アルバム、最優秀シングル、最優秀グループ、最優秀ロック・アクト、最優秀ライヴ・アクトの5部門でノミネートされているカイザー・チーフス。ノミネートだけでなく、受賞の数も最多となる可能性が高い。

Ako Suzuki, London
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