DMX、保護観察の規則違反で懲役70日の刑が確定

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昨年6月にJFケネディー空港にて起こした事件以降、保護観察の身分にも関わらず数度に亘って交通違反を繰り返してきたDMXに対して懲役70日間の判決が下されたと、AP通信が報じている。

DMXは昨年6月にJFケネディー空港にて駐車場のゲートに衝突する事故を起こした上に、FBI捜査官と偽って親子連れの車を強奪しようとした事件によって逮捕され、その後一年間の保護観察処分を受けた。しかし、免許停止中にも関わらず、スピード違反やパトカーも巻き込んだ衝突事故を起こし、保護観察処分の規則違反が問われていた。

当初、DMXに対して、罰金1,000ドル(約12万円)と60日間の懲役刑が予定されていたが、DMXが出廷予定時刻よりも3時間遅れるなどしたことよって、彼の態度が法廷を侮辱するものだとして更に刑期10日間が加えられ、懲役70日間が言い渡された。

DMX側は遅刻の理由を前夜に起きた喘息の発作によるものだとして医者による診断書を提出したが、認められなかった。しかし、最長で懲役1年の可能性もあったため、DMXの弁護士は「10日間の延長には満足していないが、懲役1年よりはまし」とコメントしている。

なお、DMXの身柄はニューヨークのライカーズ・アイランド刑務所へ直ちに収容された。

K.Omae, LA
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