『ROCK SPIRIT The Golden Age:1967-1984』収録曲解説

11.バッファロー・スプリングフィールド「フォー・ホワット」(1967年)

『バッファロー・スプリングフィールド』Not Available

スティーヴン・スティルス、ニール・ヤングが在籍し、メンバーのその後の活躍によって高い評価を得るようになった伝説のバンドのヒット・シングル。全米７位にランク・インするヒットを記録。日本の“はっぴいえんど”の一番好きなバンドとしても有名。

12.スティーヴ・ミラー・バンド「ジョーカー」(1973年)

『ジョーカー』Not Available

グレイトフル・デッド、スターシップと並ぶサンフランシスコ・ロック・シーンを代表するバンドで、1973年にリリースされたアルバム『ジョーカー』からの同名1stシングル。スティーヴ・ミラーにとっては初の全米１位シングルで、セールスもミリオンを記録している。

13.ニッティ・グリッティ・ダート・バンド「ミスター・ボージャングル」(1970年)

『アンクル・チャーリーと愛犬テディ』TOCP-3480

1966年に結成され、ボブ・ディラン、ザ・バーズと並び、カントリー・ロックの第一人者としてシーンを牽引。この曲は70年代カントリー・ロックの代表的アルバムに収録されており、シングルとしても全米９位を記録する大ヒットをしている。

14.ザ・バンド「ザ・ウェイト」(1968年)

『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』TOCP-53511

デビュー・アルバムにして、アメリカン・ルーツ・ロック史上に輝く歴史的名盤となったアルバム『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』からのシングル・カット・ナンバー。交流のあったボブ・ディランからプレゼントされたイラストをアルバム・ジャケットに使用したことも評判となった。

15.リトル・フィート「セイリン・シューズ」(1972年)

『セイリン・シューズ』WPCR-2657

70年代のアメリカン・ルーツ・ミュージック・シーンで個性的なバンドとして有名で、今は亡きロウエル・ジョージのスライド・ギター・プレイが評判を呼んだ。このナンバーは傑作とよばれる2ndアルバム「セイリン・シューズ」のアルバム同名曲。

16.レオン・ラッセル「ソング・フォー・ユー」(1970年)

『レオン・ラッセル』TOCP-3489

60年代セッション・ミュージシャンとして活躍した後、1970年に念願のデビュー。その1stアルバムに収録されていた彼の代表作。カーペンターズがカヴァーしたことで有名になったナンバー。1stアルバムにはクラプトン、ジョージ・ハリスンらもゲスト参加。

17.ドナルド・フェイゲン「I.G.Y.」(1982年)

『ナイトフライ』WPCR-1094

スティーリー・ダンの活動停止を受けて、ソロ・デビューを果たしたドナルド・フェイゲンの1stアルバムにして、80年代を代表する名作『ナイトフライ』からのシングル・ナンバー。全米26位を記録。

18.イエス「ラウンドアバウト」(1972年)

『こわれもの』WPCR-11513

キング・クリムゾン、ピンク・フロイド、ジェネシスら共に70年代プログレッシヴ・ロックを代表するバンドの１つで、1972年のヒット・アルバム『こわれもの』からのシングル・カットされ全米13位を記録。シンフォニック・ロックと呼ばれた。

19.サンタナ「ブラック・マジック・ウーマン」(1970年)

『天の守護神』SRCS-9439

オリジナルはフリートウッド・マックのナンバーで、初の全米アルバム・チャートで１位を獲得した『天の守護神』に収録。シングル・カットされ、シングルも全米４位を記録するヒットとなっている。ちなみにアルバムには「ジプシー・クイーン」とのメドレーで収録されている。