──この曲には、ロバート・スミス(ザ・キュアーのフロントマン)が参加していますが?
ビリー:最初に僕が電話でお願いして、彼は、彼のパートをイギリスでレコーディングしたんだ。僕らは電話で話しただけで、一緒にレコーディング・スタジオに入ったわけじゃなかったからね。でも、僕が本当に好きで、尊敬する人が参加してくれたことは、本当に名誉なことだと思ったんだ。
──共同プロデュースのビヨルン・ソースラドと、ボン・ハリスについて、教えて下さい。
ビリー:二人とも僕のすごくいい友達で、だから一緒に仕事してるだけですごく楽しくて、それに彼らのことすごく信頼してるし。ビヨルンは、サウンド面に長けていて、プロトゥールももちろん使えるし、ボンはエレクトロニックにすごく長けていて、クラシカルなオーケストラのスコアなんかにもすごく長けていて。そんな感じでチームみたいなんだよね。
──スマッシング・パンプキンズやズワンのメンバーでもあったジミー・チェンバレンも参加していますがどんないきさつで? また、実際また一緒にやってみてどうでしたか?
ビリー:彼がどうしてもやらせてくれってお願いしてきたから。
──(笑)本当に?
ビリー:うん、ウソウソ(笑)。僕は彼のアルバムに1曲参加してるから、彼が僕のアルバムに1曲参加してくれてもいいな、って思って。彼のアルバムに参加した時、ギャラくれなかったし、だから僕も彼にギャラ払わなかったんだけど(笑)。
──ツアーは、どのようなものになりそうですか? バンド時代の曲は、演奏する予定ですか?
ビリー:まだそれについては、どうやってやることになるのか自分でもわかってなくて、もちろん頭の中でこうしようっていう計画はあるんだけど。だからリハーサルをやってみるまで、実際どうやるのか、わからない感じなんだよね。このアルバムは技術的にすごく複雑な作りだから、どちらにしてもライヴで演奏するのは結構難しいんじゃないかと思うんだ。
──じゃあメンバーとしては、このアルバムに参加した人がメンバーになるって感じですか?
ビリー:うん、多分ね。でも、まだ確かじゃないんだ。もしかしたら、グウェン・ステファニーみたいに日本人の女の子4人と一緒にやることにするかもしれない(笑)。原宿ガールズ(グウェンのソロでPVやステージでのバックダンサーとして出演したアジア系の女性ダンサー)だっけ?
──はい、そうです(笑)。
ビリー:僕も彼女達と一緒にやることにするかもしれない。グウェン・ステファニーにできたんだから、僕にもぴったりだと思うんだよね(笑)。原宿ガールズで彼女のアルバムも売れたわけだし。
──最近、お気に入りのアーティストやバンドはありますか?
ビリー:ビートルズ。
──じゃなくて最近のバンドで。
ビリー:えーっと、いないな………アーケード・ファイアかな。
──もう一度、いつかまた、「バンド」をやってみたいと思いますか?
ビリー:うーんと、どのバンド? また自分のバンドを作りたいかってこと? 僕はスマッシング・パンプキンズじゃないんだったら、もうビリー・コーガンだけしかやりたくないね。
取材・文●中村明美
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