シール、女性を蔑視するラッパーを非難

UKの実力派R＆Bシンガー、シールが、歌詞やビデオの中で女性を侮辱するような態度をとるラッパーたちを非難した。シールは、このような態度はブラック・カルチャーを傷つけるものだと話した。

シールは、ブラック・エンターテイメント雑誌『Sister 2 Sister』でこう話している。「女性を性的対象としか見てないラッパーを目にすると悲しくなる。こんな女性蔑視のビデオを作るなんて……。ブラック・カルチャーを自ら傷つけているようで悲しいよ。他の文化では、こんなことしてないだろ」

「例えばユダヤ人の世界、彼らは僕ら黒人と同じように迫害されてきた。でも彼らが共食いするとこなんか見たことない。彼らはしない。でも僕達はする。自分の行動に責任を持つべきだって思うよ」

シールは、「Love's Divine」でグラミーの最優秀男性ポップ・アーティストにノミネートされている。仕事だけでなく私生活のほうも順調で、最近、ドイツ人のスーパー・モデル、ヘイディ・クラムとの婚約を発表したばかり。

Ako Suzuki, London