全米動物愛護団体がジェイ・Zのビデオを批判

ポスト
全米動物愛護協会がジェイ・Zの引退作である「99 Problems」のプロモーション・ビデオに対して、動物虐待を助長させるものだとして批判していると、AllHipHop.comが報じている。

動物愛護協会が問題を指摘するのは、闘争本能の高い犬として知られるピットブルが闘犬として戦っているシーン。闘犬行為はアメリカの全ての州で違法行為として禁止されており、動物愛護協会のジョン・グッドマンはこのシーンを「我々、都市生活者の安全を脅かす残酷な不法行為を無責任に賛辞するもの」と強烈に批判している。さらに「ヒップホップ・ビデオの中での暴力描写に対し、単にストリートの現実を反映させているだけにすぎないと弁護する人がいるが、逆に今回のケースは残酷な現実を作り上げる手助けをすることになるだろう。今回のようなヒップホップ・アーティストによるピットブルの闘犬を美化するような行為が、全米各地での違法な闘犬行為を劇的に増加させることになる」と続けた。

そして「若者は彼らが憧れる有名人の行動をしばしば真似するもの」だとして、ジョン・グッドマンはヒップホップ・アーティスト達に対して、闘犬行為を止めるように要求している。

K.Omae, LA
この記事をポスト

この記事の関連情報