DMX、ペットウェア・メーカーに訴えられる

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ペットウェア・メーカーが高級ペットウェアの販売プロモーションのために契約したラッパーのDMXが、同社との契約違反を犯したとして告訴したとAP通信などが報じている。

訴えを起こしたのはAumsing Diversions Inc.というペットウェア・メーカーで、レザーや毛皮などを用いた犬用の高級ペットウェアの販売促進のスポークスマンとして、昨年6月にDMXと契約を結んだ。しかし、その契約の際にDMXがドッグファイトに関わっていたり、彼が動物虐待で有罪判決を受けていたことを明らかにせず、これが同社との契約違反と主張している。

DMXは'02年に彼のニュージャージーの自宅で14匹のピットブルを非衛生的な状態で飼っていたとして、罰金刑と犬の保護を訴えるスポット広告への出演を命じられた。しかし、同社との契約の際には、DMX側はこのスポット広告への出演が動物虐待のペナルティとして行なったものではなく、彼と犬との肯定的な関係を反映したものだと主張していたという。

また昨年、同社が高級ペットウェアの発表を行なった際にDMXは遅刻した上に酔って現れた。さらにプロモーションを行なうことになっていた2つのテレビ・ショウ『Jimmy Kimmel Live』『Sharon Osboume Show』に出演した際、高級ペットウェアに関して何も発言しなかった点も契約違反として挙げられている。

Aumsing Diversions Inc.側はDMXに対して支払った契約金1万5000ドル(約165万円)の返還と、これらの契約違反による被害額として7万5000ドル(約825万円)の支払いを要求している。

K.Omae, LA
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