【インタビュー】10-FEET、KOUICHIが語るバンドとライブのリアル「何事にも元気ってのはすげー大事」

■2人に嘆願しようと思ってます
■<京都大作戦>もなんとか無理かな?って
──その時期から<京都大作戦>も始めています。今回の映像にもそのときの貴重な映像なども収録されていますね。今、この取材をしているのが7月3日の15時なので、本来だったら2020年の<京都大作戦>が明日から始まる予定でした。
KOUICHI:そうですよ。ほんとやったらこの時間、太陽が丘でリハをやるちょっと前ぐらいなんですよ。ほんまに<京都大作戦>をやりたかったけど、こればっかりはね。みんなで出した答えなんで。難しい状況というのは分かってますけど、いやぁ、やりたかったですね。
──こっちも、今年もBARKSで速レポを書く気満々で張り切ってましたから。
KOUICHI:はっはっは(笑)。京都の週間天気予想では、明日明後日の土日は雨ですけどね。でも、中止とわかっていても会場に行く人はいると思いますよ、多分。太陽が丘に入れないわけじゃない、ただ<京都大作戦>をやっていないだけで。僕もほんまは行こうと思っていたんです。
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| ▲<京都大作戦2019 -倍返しです!喰らいな祭->@京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ |
──いいじゃないですか。ギター1本抱えながら、ファンが寂しそうにしているところに現われて、KOUICHI先生が歌う。そして奇跡的に晴れて、嬉しそうなファンやKOUICHI先生の顔を夕日が照らす。
KOUICHI:もう完璧ですね、それ(笑)。いてもたってもいられへんようになって、ほんまに当日は行ってたやろうなと。でもスペシャとかαステーションとかで<京都大作戦>の特番を組んでくれるので、当日は京都にいないから、太陽が丘には行けないんやけど。でも、京都にいたら確実に僕は行ってたと思います、ギター1本持って(笑)。でも、もしお客さんと会ったら、どういうことを話してええのか分からないですね。
──話す前に「蜃気楼」を完コピして歌えばいいじゃないすか。
KOUICHI:ああー、それするしかないですね。ほんで「KOUICHIさんの『蜃気楼』のほうがええやん」とみんなから言われるように、頑張って練習しておきます(笑)。<京都大作戦>をやりたかったです、ほんまに。来年はできるようになっていてほしいです。
──今はライブ自体も、確定事項としてスケジュールを切れない状況です。9月以降に開催予定のいくつかのフェスは、まだ状況を見ながら判断を決めることにもなっています。でもやるとなれば、出ますよね?
KOUICHI:そりゃ、10-FEETは出ますよ。ライブはずっとやりたいんです。バンド仲間とZoomとかで話しても、やっぱ、みんな言ってますからね。そのモチベーションをこの3〜4ヵ月ずっと保つというのは、個人ごとの状況によって難しいこともあるんやろうけど。僕にもちょっと波はありました。自粛直後はほんまにライブやりたいと思っていたけど、1ヵ月とか2ヵ月経つと、この状況が普通になってきて。“ああ、いつできんのやろうな”って。そういうふうに波はありましたけど、ライブやりたい意欲はずっとありますね。
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| ▲<京都大作戦2019 -倍返しです!喰らいな祭->@京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ |
──ご自身のモチベーションを保つ秘訣もありますか?
KOUICHI:僕らが配信したライブ映像『OF THE KIDS, BY THE KIDS, FOR THE KIDS!』シリーズを観るだけで。もちろん、自分らだけじゃなくて、他のバンドとかもYouTubeで配信していたりするんで。僕はそういうのを観て保ってたと言ったら変やけど、ライブをやりたい気持ちはさらに強くなりますよね。あとギターを弾いてるときね(笑)。これをいつ披露したろうかなって。アコギに対するモチベーションはずっと高かったです(笑)。
──今度はメンバーの2人に、「オープニングアクトに付けたい新人がいるんだ」と言ってみてください(笑)。
KOUICHI:ある程度、曲が完成したら2人に嘆願しようと思ってます(笑)。「是非、出させてくれ。<京都大作戦>もなんとか無理かな」って。
──でも牛若ノ舞台からですよ。
KOUICHI:そりゃそうですよ。で、何年掛かってもいいから、あの丘を越えてやろうかなと思ってます。ギター1本で(笑)。
──そのときは四星球の逆バージョンで、みんなに担がれながらあの丘を越えるんですよ。
KOUICHI:それ、やってみたいですね。僕はギターを担いで、みんなは僕を担ぐっていうね。完璧な流れやと思います。いつかやりたいですね(笑)。来年できたらいいですね。新人として頑張ります(笑)。









