【インタビュー】D.Y.T、ハウス系ビートと爽やかに吹き抜けるハーモニーの軽やかなサマーポップチューン「wavy lover」

■ステージに上がる前から汗をかいてダイブした人みたいになってた
■なのにデニムジャケットを着てるんですよ。俺はゲームシャツなんで季節感が真逆
──カップリング「Shiny Day」は? これもラブソングなのかな。
菅野:ラブソングと捉えがちかもしれないですけど、好きな人に対してというよりは、家族でもいいですし、友人とか、もちろん恋人でも、聴いた方がそれぞれの捉え方をしてくれたら嬉しいです。僕たちもお互いに支え合うという意味では等身大の曲でもあると思ってます。v
──“どんな未来だって君となら。二人なら分かち合えるはずさ”が印象的です。
千田:この曲を作る時に、“恋愛だけじゃなく大切な人に向けた歌にしたい”と言ったんですよ。その結果、こういう歌詞になりました。たくさんの人に聴いてほしいですね。家族でもいいですし僕たちと重ね合わせてもいいですし、現にライブで歌ってる時はそういう気持ちでも歌っていたりするので。
──この曲、コーラス部分をハモリじゃなくユニゾンで歌っているでしょう。あれが新鮮。
菅野:ユニゾンでサビを歌うのは初めてです。
千田:最初はまったく想定していなくて、半分半分に分けていたんだよね。でも“二人で歌ったほうがいいんじゃない?”というアドバイスをいただいて、その手があったかと。やってみたら良くなったので、新しい表現が生まれたねという話をしていました。ライブでも“二人で歌うのはいいよね”と言っていただけるので嬉しいです。
菅野:これはダンスをしない曲で、しっかりはっきり伝えるメッセージソングでもあるので。なおさらサビをユニゾンで歌うのがハマったと思います。

──そして「FALLIN’」のリミックスも。全く変わってメロウになった。
千田:変わりました。元の「FALLIN’」は夕陽のイメージがあるんですけど、こちらは夜の海のイメージが強いかなと思っています。ビートも静かですし。
菅野:イントロに波の音が入っていて、より海のイメージが付きやすくなりました。お洒落ですね。
千田:原曲のほうは、ライブで踊ったり動いたりしていたんですけど、こっちのリミックスは座って語り口調で歌っている感じなんですよ。リミックスを作ることになった時に、どうなるんだろう?と思ったんですけど、こんなに素晴らしいものができたので感謝でしかないです。
──夏の似合うグループということで、今後も押していいんじゃないですか。
菅野:いいですね。僕、夏生まれなので。個人的には夏はピタッとハマります。
千田:…僕は3月生まれなんで。申し訳ないです。
──あはは。あやまらなくても。そしてこの夏もまだまだイベント出演が続きます。
千田:楽しみです。でも一つ言わせていただくと、彼が汗っかきなんですよ。なのにジャケットとか着るから、何考えてるんだろうなと(笑)。先日、大磯ロングビーチのイベントで歌った時も…。
菅野:ステージに上がる前から汗をかいていて。ダイブした人みたいになってた。
千田:なのにデニムジャケットを着てるんですよ。俺はゲームシャツなんで季節感が真逆みたいな。
菅野:夏過ぎる格好があんまり好きじゃないんですよ。夏でも着込みたいタイプ。ステージに立つ以上は、シャツ1枚よりは何か羽織って歌ったほうが自分的にはモチベーションが上がるので。“俺、イケてるな”みたいな。

──勝負服ですね。この夏はいろんな場所で勝負。
菅野:ライブハウスで見てくれるのは若い人が多いですけど、ほかのイベントに出てみると、お客さんの層も全然違うので学ぶものがありますね。これは若者にはウケるけど年配の方にはウケないなとか、そういうものもあるので。
千田:セットリストも状況によって変えるんですよ。この日は中高生が多いからパーティー系のほうがいいんじゃない?とか、歌もののイベントだからこういう感じのほうがいいとか、みんなで考えて決めています。同じセットリストだと刺さらない日もあると思うので、一つ一つ刺していきたいので。
──この夏がD.Y.Tにとって良い夏でありますように。
千田:いろんな方にこの曲を聴いてもらえるように頑張っていきたいと思います。去年よりもイベントの数が多いので、今のところファンの方もたくさん来てくれてますし、今年の夏といえばキャンプとかじゃなくて“D.Y.Tのライブだったよね”と言われるような夏にしたいと思います。
菅野:お手本のコメントですね(笑)。
千田:まかせといて!
取材・文●宮本英夫
リリース情報
3rd Single「Wavy Lover」
2019/7/3 Release
M1.wavy lover
M2.Shiny Day
M3.FALLIN’ remix ver.
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