【インタビュー】wyse、メジャーデビューアルバム完成「僕らが僕らであることを問われた作品」

03.「Heart」
僕の個性とは、一体どんなモノだろうか
誰もが考える自分らしさというモノも
その始まりは、きっと誰かのモノであったり、きっと誰かと共有している何かだったりする
生まれ持ったモノが全てではなく
そこから、何を、どんな風に、どうやって、どうしてきたか、が意味を持ち
それらが誰かと向き合った際に、形としても表れ、それがその人らしさ、になっていると僕は考える
生まれ持ったモノが意味を持たないわけではなく
やはり、そこには特徴もあり
そこから繋いでいくその1つ1つの何に、どれにアンテナを合わせるか
探し出せるかなど、そういったところでは
とても大きな違いを生むかもしれない
– もし君が望むなら 僕の生きるこの世界を 感じるモノを 聴こえるモノを その全てを分けよう –
僕はある意味では、とても恵まれているのかもしれない
自分の見たモノ、聞いたモノ、考えるモノ、好きなモノ、嫌いなモノ
僕の回路を通ったモノを、脳のデータを、生きた証を
自分以外の人と共有出来る形で残すことが、今は出来ている
もちろん、それらが僕の全てというわけではないが
限りなくそれに近いし、何よりも年代ごとに残すことが出来ているのは
やはり素直に幸せなことだと、そう思っている
それ以上に何かを残す、あるいは伝達するとすれば、それはもう
僕のこの心臓を、あげよう
これ以上のことは無いのかもしれない
– Heart 愛とは信じること –
人が人を信じる時、それは、人が人を愛す時
人が人を愛す時、それは、人が人を信じる時
その瞬間、僕達は
言葉ではなく、理論ではなく
たとえばDNAレベルで、何かそれぞれの情報を伝え合い、分け合っているのかもしれないね
君を知れば知るほど、僕が君のようになっていくみたいに
君もまた、僕を知れば知るほど、僕のようになっている
– 渇いたその唇に 弾ける無数のキラメキを どんな自分なら好きになれる? –
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