詩月カオリ、「Chasse(シャッセ)」インタビュー

2007.11.20 16:16

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――8月にメジャー・デビューして、何か“デビューしたんだな”と実感することってありますか?


詩月カオリ(以下、詩月):

生活自体は全然変わんないんですね(笑)。ただ、歌詞だったり、ギターだっ
たり…とにかくもっと勉強しなきゃ、っていう気持ちは強くなりました。

――そんな中、早くも2ndシングル「Chasse」のリリースが決まりましたが、アニメ『ハヤテのごとく!』
のエンディング・テーマと聞かれたときは、どう思いました?


詩月:

その話を聞いたのって、実はデビュー前だったんですよ。だから、“もう次の曲決まってるんだ!”
ってビックリしましたね。1stの後、すぐに歌えるのがとっても嬉しかったです。

――しかも、今回の歌詞はKOTOKOさんが書かれてるんですよね。


詩月:

はい。7月のライヴ・リハーサル期間に、KOTOKOさんから“今度、カオリちゃんが歌う詞を書くんだ
けど、(「ハヤテのごとく!」の)ヒロインのナギちゃんのことを書こうと思ってるの”とは聞いてたんで
すね。ただ、その時点では原作も読んでいなくて。1番の歌詞だけ貰ったときも、サビの“泣いた日も 騒
ぐ風に揺れる笑顔 心晴れてく”っていう部分を見て、“私のことを書いてくれてるのかな?”って思った
ぐらいなんです。ちょうどその前に、いろいろ深い話をKOTOKOさんとしてたんですよね。だけど、その後に
原作のマンガを読んだら…。

――読んだら?


詩月:

気が強くて負けず嫌いで、でも大好きなハヤテくんの前では女の子になっちゃうところとか。歌詞の
いたるところにナギちゃんらしさが出ていて、ホントにナギちゃんそのものの歌詞だなと思ったんです。読
んだだけで、どんな子かイメージできるのはスゴイなぁって。

――Aメロの“何気なく差し出す手に見とれて 次の言葉 迷子になっちゃうの”とか、情景がバッチリ浮
かびますもんね。ただ、曲も詞も当然ナギちゃんをイメージして描かれているけれど、可愛らしさや真っ直
ぐさという部分では、詩月さん自身の個性ともシンクロしていると思うんですよ。フンワリしてピュアなム
ードが、透明感ある声にピッタリ。


詩月:

歌い手を意識して作ってくださっている雰囲気はありますよね。高瀬(一矢)さんは、本当にいろん
な楽曲を幅広く作られているので、改めてスゴイなぁと思いました。

――中でも、歌詞に散りばめられた“ルンルンルン♪”というワードには、ちょっとビックリしましたね。
キュートさを“これでもか!”というくらいに押し出している。


詩月:

あ、その言葉は、高瀬さんの提案でKOTOKOさんが歌詞に盛り込んだそうですよ。ルンルンルン♪の気
分で、まずは自分が楽しんで歌おう!って思いましたね。レコーディング前には、いろいろ楽しかったこと
なんかも思い出してテンションを高めたりもして(笑)。

――具体的には、どんなことを思い出しました?


詩月:

お客さんがすごく盛り上げてくれた7月のライヴのこととかですね! そうやって気持ちを高めながら、
あとは歌詞の世界観に入って「クルクル踊っているような」感覚で歌いました。この曲は、特にラストのサ
ビが転調したところが一番気持ちよく歌えましたね。自分で聴いても和める曲なので、リスナーの方にも和
んでいただけたら嬉しいですね。

――そりゃあ和みますよ。聴いていると、レースいっぱいの服を纏って幸せそうに歌っている詩月さんの姿
まで目に浮かびますからね。


詩月:

実はまだ撮影前なんですけど(取材は10月)、先ほど見せていただいた衣装は、まさに女の子らしい
感じでしたね。予定では緑の芝生に車を置いて、その上で歌うんですよ。私の中ではお花畑みたいなところ
で歌う曲のイメージがあったから、自然の中で歌えるのはすごく嬉しいですね。

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