 ▲Anger From Ball
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初日のトップバッターはトランスサイケ・プログレッシヴトリオ、Anger From Ball。
彼らは自由にズンズンとかつリズミカルに楽器を操り、まるで会話をするかのように演奏を楽しんでいた。
続いては東京在住ながらコンピレーション盤にも参加、最近は久し振りに2ndアルバムをリリースと元気が良いGAS BURNER。ライヴ定番となっているイルカの名曲「なごり雪」も披露した。
そしてロカビリースタイルのR&Rバンド、THE BEATLE CRUSHERが、ウッドベースで客席を煽っている。方言を歌詞にふんだんに取り入れ、琉球のリズムを生むスタイルは宮古島出身の彼らならではの主張、演出として見せてくれた。
次は女性3人組ながら、パワフルな演奏で場内を沸かせたのがBLEACH。ほとんどノンMCで、愛想というより狂気に近いオーラと緊張感みなぎるステージは拍手モノ。
そして、初日のラストはThe Junky JAP Dogs。3人とも白いつなぎで決めたクールガイ揃い! ガッツあふれるロックンロールナンバーを矢継ぎ早に演奏、客席をKOした。
2日目は、暗い場内にスライドを映し、オリエンタルダブにピアニカやトロンボーンでニューウェイヴテイストを醸し出すCINEMA dub MONKSの3人からスタート。ジャズっぽいウッドベースが印象に残った。
場面は一転、打ち込みをリズムスタイルとし、初期ハードコアをデジタル解釈としたのが牙の3人。がサウンドよりも、ガスマスク装着で登場したキーボード奏者のカンフー姿や、短パン脱いでトランクス一丁で大暴れ、といったパフォーマンスの方に目を奪われてしまった。
続くKABUKIは初期パンクに触発されたトリオバンド。スタイル、サウンド、共にスピリチュアルな形が勇ましい。肩に力が入りすぎた場面は御愛敬、しかし、今後が大いに期待できるグループだ。
 ▲IN-HI
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……と思ったら場内が異様な雰囲気に包まれる。IN-HIの登場を待つオーディエンスが前方に押し寄せる(ところがIN-HIではなく、“ルンルン金城”と名乗る謎のMCが登場。漫談を繰り広げ場内は一時大喝采となった)。IN-HIといえば、琉球民謡のフレーズを所々に散りばめたパンクスタイルで現在の沖縄バンドブームの立て役者。この日も当然、ヒットナンバーを中心にブっとばしてくれた。
そして、2日間に渡るイベントの大トリはRYUKYU FREE STYLE。ウッドベースを使用したロカビリースタイルの3ピースバンドだ。長身&リーゼントがカッコいい! 現在、若手ナンバーワンとして、ブレイクが最も期待されている。アグレッシヴなパンカベリーサウンドをたっぷり聴かせてくれたメンバー。アンコールで再登場した様子は、多少照れたながらも堂々とした姿を見せていた。
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