【ライヴレポート】DIV主催<夏の行方FES2026 -閃光花火STAGE->熱狂「さあ、歌舞伎町を夏にしようか」

2026.05.23 21:00

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DIV主催イベント<DIV Presents「夏の行方FES2026」-閃光花火STAGE->が、5月15日(金)HOLIDAY SHINJUKUにて開催された。当日の模様をオフィシャルレポートにてお届けする。

◆ライヴ写真

<閃光花火STAGE>は、次世代を築くネクストカマーたちとの出会いを目的とした特別選出ステージ。総合ポイントで優勝を飾ったバンドには、8月20日にSpotify O-EASTにて開催される<夏の行方FES2026>-TOKYO FINAL-への出演権が与えられる。ポイントは当日動員を1pt、配信を0.5ptとして算出。すでに当日のライヴ配信もスタートしており、配信チケットの販売は5月30日(土)9:00まで。

会場で生まれた熱狂は確かな意味を持つが、勝負はまだ終わっていない。EASTへの切符を掴む「閃光花火STAGE特別選出バンド」は、配信ポイントの行方を経て、6月6日(土)21:00に発表される。

この日、ステージに立ったのは、リヴァレス、【2nd/A】Re:bellion、ルルノネ、シンギュラリティ、ギャロ、ORSEAS、THE_PiTY.の7組。そして、主催であるDIVからCHISAとsatoshiが出演。さらに2025年の<閃光花火STAGE>を制し、今年の<夏の行方FES2026>-TOKYO FINAL-、NAGOYA、OSAKAへの出演も決定している透明少女がゲストとして登場した。

■リヴァレス

トップバッターを務めたのは、Vo.ENA、Gt.れいき、Ba.kasumi、Dr.丞-jow-からなるリヴァレス。ドラマティックなSEに導かれてメンバーが登場すると、拡声器を手にしたENAが「思い切り最後まで遊びましょうね」とフロアを煽り、ライヴは「FRENEMY」からスタートした。Ba.kasumiのベースソロをきっかけに楽曲が走り出すと、会場にはモッシュピットが発生。ラストの「BLACK WINE」では、美しいメロディにENAの伸びやかな歌声が重なり、観客は手扇子で応えた。

■【2nd/A】Re:bellion

続いて登場したのは、Vo.結沙、Gt.詩羽、Ba.しぐれ、Dr.志斗からなる【2nd/A】Re:bellion。「Count down」では、結沙のシャウトを合図にハードなサウンドが放たれ、バンドの勢いをストレートに提示する。代表曲「ツバサ」では、ファンがヘッドバンギングで応え、会場の熱を高めていった。ステージの最後には、詩羽が「皆様の中のナンバーワンになれたら、ここに来れた意味がある」と言葉を残し、ネクストカマーとしてこの日に懸ける想いを伝えていた。

■ルルノネ

SEが鳴り始めた瞬間、会場の空気は一変した。不穏な和の旋律が響く中、唄・やもん、七弦・樂、太鼓・奏音によるルルノネがゆっくりとステージに姿を現す。「ほんの一部」から始まったライヴで、やもんは「いまからゆっくりしっかりルルノネを伝えていきます」と語りかける。2曲目の「影法師」では会場全体がモッシュピットのように揺れ、「玉手箱」ではやもんがフロアへ降り、観客と直接コミュニケーションを取る一幕も。強烈なキャラクターに目が行きがちだが、アグレッシブなギターとパワフルなドラムがあってこそのルルノネであることを実感させるステージだった。

■シンギュラリティ

エレクトロニカのSEに合わせて登場したのは、Vo.Jekyll、Gt.健登、Gt.Rune、Ba.ひち、Dr.Daichiからなるシンギュラリティ。麗しいヴィジュアルをまとったメンバーたちがステージに並び、「VR-仮想現実」からライヴをスタートさせた。キャッチーなメロディとツインギターによるリフ、そしてファンとの一体感からは、次世代を担う一角を狙うバンドとしての可能性が滲む。中でもDr.Daichiのプレイは目を惹くもので、satoshiからも“新世代のドラムヒーローの一人になりうる素質がある”と評価されたという。

■ギャロ

昨年に続き、2年連続の出場となったギャロ。Vo.ジョジョ、Gt.ワジョウ、Gt.ノヴ、Ba.アンディ、Dr.カエデの5人がステージに姿を現すと、「全部吐き出してくれ」というジョジョの叫びから「夢魔-INCUBUS-」へ。瞬く間に会場はギャロの世界観に染め上げられていく。重厚で妖艶な空気をまといながら、彼らは楽曲ごとに深い物語を描き出す。ラストの「VILLAIN-JOKER-」では、ワジョウとノヴによる美しすぎるツインギターソロが炸裂。ギャロというバンドの奥深さを改めて感じさせるステージだった。

■ORSEAS

“話題のバンド”と聞いて、ORSEASの名を思い浮かべる人も少なくないだろう。Vo.LUM.、Gt.柳、Gt.くろ、Ba.GoH、Dr.SeiraからなるORSEASは、古き良きヴィジュアル系の美学を令和に蘇らせたバンドと言っても過言ではない。「冥水ラカンス」からライヴが始まると、LUM.の先導により、フロア全体が振り付けを行う異様な空間がいきなり広がった。とりわけ「月影ラヴドール」では、優勝候補と呼ぶにふさわしい歓声と盛り上がりを見せ、EASTのステージを本気で狙いに来たバンドの存在感を強く印象づけた。

■THE_PiTY.

優勝候補筆頭として登場したのはTHE_PiTY.。事前投票では堂々の1位を獲得し、最もEASTに近いバンドとして注目を集める中、ライヴは「哀愁ブルゥーナイツ」から始まった。結成から半年も経っていないという事実が信じられないほど、彼らのステージには急拡大するバンド特有の空気がすでに宿っている。激情を爆発させ続けるVo.ゆう、鋭い視線でフロアを射抜くBa.八火、ギターロックの魅力をフレーズの応酬で見せつけるGt.リゼ。次世代の台風の目となる可能性を、強く感じさせるステージだった。

■DIV

そして、主催であるDIVのステージへ。この日、DIVから出演したのはCHISAとsatoshi。そこにサポートメンバーとしてGt.Daichi、Ba.RIKITO(ACME)を迎えた特別編成でのライヴとなった。

「さあ、歌舞伎町を夏にしようか」

CHISAの一言から始まったのは、もちろん「夏の行方」だ。本戦ではなく、EASTへの出演権をかけた予選の場で、この曲が鳴らされる意味は大きい。<夏の行方FES>の象徴である楽曲が、ネクストカマーたちの前で高らかに響き渡ると、会場の空気は一気に夏へと塗り替えられていった。

続く「JUSTICE」では、satoshiとRIKITOによる重厚なグルーヴが会場を激しく揺らす。主催者としてイベントを見守るだけでなく、自らもプレイヤーとして火をつけに来た存在。それがこの日のsatoshiだった。鋭く、確実にバンドを前へ押し出すドラムは、会場にいたネクストカマーたちにも強い刺激を与えていたはずだ。

「イケナイKISS」では、DIVのGt.将吾がサプライズでステージに登場。メンバーにも知らされていなかったという突然の参加に、ステージ上には驚きと少し困ったような空気も漂ったが、その予期せぬ出来事すらもライヴの熱に変えていくのがDIVらしい。将吾が歌唱するコーラスパートでは、会場から大きな歓声が上がった。

そして「LOVE IS DEAD」へと雪崩れ込むと、フロアの盛り上がりはピークへ。DIVの演奏は、明らかに他のバンドとは違っていた。出演したバンドのメンバーたちは関係者エリアからそのステージを見つめていたが、そこには“自分たちとはまだ遠い場所にいる”と感じざるをえない圧倒的な説得力があった。ネクストカマーたちとの出会いを掲げたイベントだからこそ、主催であるDIVが見せつけるべき背中がある。その役割を、4人は演奏で果たしていた。

ラストは、DIVのデビュー曲「ANSWER」。ここではサポートGt.Daichiのギターソロが炸裂した。昨年はネクストカマーとして<閃光花火STAGE>に立ったDaichiが、今年はDIVのサポートギタリストとして抜擢された。透明少女が“王者”としてこのステージの象徴であるならば、Daichiの起用もまた、<閃光花火STAGE>が生んだ縁と可能性を示す出来事だった。完コピとも言える仕上がりに、ファンからも大きな歓声が上がっていた。

■透明少女

この日のラストを飾ったのは、2025年の<閃光花火STAGE>で優勝を果たした透明少女。昨年は当日動員、配信ポイントの両面で完全優勝を成し遂げ、<夏の行方FES>への出演権を掴み取った彼らが、今年は挑む側ではなく、待ち受ける側としてこのステージに立った。

ライヴは「evergreen」からスタート。ネクストカマーたちにとっては難易度の高いミッドテンポの楽曲を、Vo.nao、Gt.kosuke、Gt.sakuhaの3人は堂々と鳴らしていく。ここで見せたのは、勢いだけでは辿り着けない表現の深さだった。

「ドクドク林檎の木」では、naoの太く鋭い声が炸裂し、王者としての貫禄を見せる。一方で、ライヴ定番曲「さぬきバックドロップ」では、それまでの空気から一転、ポップな楽曲で会場の雰囲気を笑顔に変えていく。うどんをこねる振り付けでは、フロア全体が自然と笑顔に包まれた。

透明少女は、この日のゲストであると同時に、<閃光花火STAGE>が生んだ象徴でもある。ここで勝ち上がった先に、どのような未来が待っているのか。その答えを、彼らは自らのステージで示していた。

   ◆   ◆   ◆

<夏の行方FES2026>-TOKYO FINAL-への出演権をかけた戦いは、まだ終わっていない。会場での熱狂に加え、現在配信中のライヴ映像によるポイントも加算される。配信チケットの販売は5月30日(土)9:00まで。EASTへの切符を掴む「閃光花火STAGE特別選出バンド」は、6月6日(土)21:00に発表される。

DIVのCHISAとsatoshiが披露した「夏の行方」のライヴ映像は、DIVオフィシャルYouTubeチャンネルにて公開中。ネクストカマーたちが目指す場所、そして<夏の行方FES>というイベントが掲げる熱を、ぜひその映像からも感じてほしい。

取材・文◎一ノ瀬 塔也
撮影◎Ray favian

■セットリスト<DIV Presents「夏の行方FES 2026」 -閃光花火STAGE->
2026年5月15日(金) HOLIDAY SHINJUKU

■リヴァレス
1​. FRENEMY
2​. Be Reborn
3​. obstacle
4​. BLACK WINE

■【2nd/A】Re:bellion
1​. Count down
2​. NoeL
3​. infinity
4​. iris
5​. ツバサ
6​. Re:bellion

■ルルノネ
1​. ほんの一部
2​. 影法師
3​. 玉手箱
4​. あっぱれ!新時代
5​. スッカラカン。

■シンギュラリティ
1​. VR-仮想現実-
2​. Dystopia
3​. Cryonics-人体冷凍保存-
4​. Fuxx’n Anti Dreamers!!
5​. Summer Drive

■ギャロ
1​. 夢魔-INCUBUS-
2​. 聖黒薔薇學院-青春-
3​. CABARET-IMAGE-
4​. 淫魔-BELPHEGOR-
5​. VILLAIN-JOKER-

■ORSEAS
1​. 冥水ラカンス
2​. 静世界〜新解釈ザ・ワールド〜
3​. “Goodbye,Ms​.Lawrence”
4​. 月影ラヴドール
5​. Abyssally

■THE_PiTY​.
1​. 哀愁ブルゥーナイツ
2​. モザイクフィルム
3​. 自分”色”世改
4​. 限界突破フラストレーション
5​. wonder×wonder

■DIV
1​. 夏の行方
2​. JUSTICE
3​. イケナイKISS
4​. LOVE IS DEAD
5​. ANSWER

■透明少女
1​. evergreen
2​. アイスクロール
3​. 愛情low bot
4​. 哀詩
5​. ドクドク林檎の木
6​. バクダン
7​. さぬきバックドロップ

 

■配信情報『DIV Presents「夏の行方FES2026」-閃光花火STAGE-』
<配信チケット販売期間> 2026年5月23日(土)12:00 ~ 2026年5月30日(土)9:00
<配信URL> https://div-official.zaiko.io/e/afterglowstreaming
<ポイント算出> 当日動員 1pt / 配信 0.5pt
「閃光花火STAGE特別選出バンド」発表:2026年6月6日(土)21:00

■DIV Presents<夏の行方FES 2026>
2026年7月11日(土)池袋EDGE
2026年7月18日(土)神奈川編 新横浜 NEW SIDE BEACH!!
2026年7月24日(金)愛知編 名古屋 ELL
2026年7月25日(土)大阪編 大阪 MUSE
2026年8月1日(土) 埼玉編 さいたま新都心 VJ-3
2026年8月20日(木)東京編 Spotify O-EAST

【先行チケット受付中】https://div-official.zaiko.io/
詳細 http://div-official.jp/cn4/live.html

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