ロンドンナイト、アルバム全曲解説
『LONDON NITE 03-ALL TIME REAL GREATEST HITS』 11. 涙のレター/REOスピードワゴン 12. ホールド・オン・タイト/エレクトリック・ライト・オーケストラ 13. アイ・フォート・ザ・ロウ/ザ・クラッシュ 14. アナザー・ガール、アナザー・プラネット/ジ・オンリー・ワンズ 15. 夢見るシャンソン人形/ディー・アエロナウテン 16. マイ・ボーイ・ロリポップ/ミリー・スモール 17. ウェイク・アップ・ブー!/ブー・ラドリーズ 18. レッド・ホット/ロバート・ゴードン・ウィズ・リンク・レイ 19. ザ・ハックルバック/コースト・トゥ・コースト 20. ギヴ・ミー・ユア・ハート・トゥナイト/シェイキン・スティーヴンス ⇒ 01~10曲目の解説はコチラ |
11.涙のレター/REOスピードワゴン
大ヒットソングを持たないわりに、全米ツアーはすべてソールドアウト。アメリカで地味ながら絶大な人気を持っていたREOは、80年代にはジャーニー、スティクスとともに3大P(ピープルズ)バンドと呼ばれていた。名曲ぞろいの「禁じられた夜」から大ブレイクしたこの曲は切ないメロディが印象的。間奏のピアノとギターソロでは、膨大なツアーをこなしてきたREOならではの演奏力の高さも見せつける。
12.ホールド・オン・タイト/エレクトリック・ライト・オーケストラ
70年に結成されたELOは、ビートルズにも通じるポップなメロディが持ち味。基本的にはシンプルな曲ばかりだけれど、アレンジにはクラシックの要素を取り入れ、さらに最新の「エレクトリック」な味付けを施しているのが斬新だった。この曲にはそのエッセンスが凝縮されている。数多くのメンバーチェンジを経て88年に解散したが、2001年にはバンドの中心人物であるジェフ・リンがELO名義で新譜を発表している。
13.アイ・フォート・ザ・ロウ/ザ・クラッシュ
シンプルながらアグレッシブなサウンド、そして政治色の強いメッセージで70年代、80年代を通じてUKパンクブームを牽引したクラッシュのヒット曲は多い。CMにも使われたこの曲もストレートでシンプル、まさにクラッシュらしいサウンド。イントロからサビのリフレインまでどれもキャッチーでノリがいい。現在国内では入手不可能だったが、バンドと親交のある大貫憲章氏の直接交渉によって本アルバムへの収録が実現した。
14.アナザー・ガール、アナザー・プラネット/ジ・オンリー・ワンズ
日本では今一つ知名度の低いピーター・ペレットだが、UKロックンロール界ではカリスマ的存在だといわれている。彼の率いるジ・オンリー・ワンズはパンクやフォークを下敷きにした退廃的ロックが特徴だが、それを象徴しているのがこの曲。ストレートでパンキッシュ、スピーディなロックンロールに、ひと癖もふた癖もありそうなヨレヨレのヴォーカルが乗る。このけだるさが彼らならではの持ち味なのだ。
15.夢見るシャンソン人形/ディー・アエロナウテン
ゲンズブール作、フランスギャルのヴォーカルで大ヒットし、その後も国内も含めて数多くのカヴァーを生んでいるフレンチポップスの名曲を、スイス出身の5人組バンドがカヴァーした。この曲は98年にドイツのレーベルからリリースの7インチEPに収録されたもので、インディ音源を直契約して収録した。日本のGSを思わせるテケテケのアレンジが施されていて、オールドポップファンにはたまらない仕上がりとなっている。
16.マイ・ボーイ・ロリポップ/ミリー・スモール
日本でも様々カヴァーを生んだオールドポップスの名曲。本アルバムに収録のミリー・スモールのバージョンが世界的に最も有名だが、これも実はカヴァー。オリジナルは56年にアメリカでリリースされたバービー・ゲイのもの。本バージョンはスカアレンジを残しつつ、ミリーの少女らしい可愛らしさを前面に出し、60年代の世界的スタンダードになった。アイランド・レコードとのライセンス契約で収録した。
17.ウェイク・アップ・ブー!/ブー・ラドリーズ
ノイジーな轟音ギター、サイケな曲調で知られるブー・ラドリーズだが、この曲のようにポップなメロディと聴きやすいアレンジも彼らの魅力のひとつ。ノリは抜群にいいし、風のようにさわやかなコーラスもカッコいい。ときおりエッジの効いたギターで硬派な面も顔を出す、明るいポップソングに仕上がっている。国内でもバラエティ番組のテーマソングとして使用されていたので、聴き覚えがあるはずだ。
18.レッド・ホット/ロバート・ゴードン・ウィズ・リンク・レイ
ネオ・ロカビリーブームを盛り上げたのは、ストレイ・キャッツとこのロバート・ゴードン率いるワイルド・キャッツ。ロカビリーはもとよりソウルの要素も取り入れたサウンドで一躍スターダムにのし上がった。この曲は、そのロバート・ゴードンが77年に発表した「Fresh Fish Special」で、元祖ガレージギタリストといわれるリンク・レイと共演したナンバー。ソウルフルな熱さが伝わってくる名演だ。
19.ザ・ハックルバック/コースト・トゥ・コースト
60年に「Mr.Twist」として一世を風靡した黒人シンガー、チャビー・チェッカーのヒット曲のカヴァー。オールドスタイル満載のサウンドだが、パンクムーブメントが去り、ニューウェーヴ全盛だった81年のイギリスで、5位まで上昇するスマッシュヒットを記録。ちなみにこれがこのバンド唯一のヒットとなった。なおこの曲はUNIVERSAL音源をライセンス契約することで収録が実現されている。
20.ギヴ・ミー・ユア・ハート・トゥナイト/シェイキン・スティーヴンス
ネオ・ロカビリーのビッグネーム、シェイキン・スティーヴンスは、70年に自身のバンド「サンセッツ」でそのキャリアをスタート。それから40年近く経過した現在もなお、精力的に活動しているのには驚きだ。この曲は82年に全英11位を獲得したヒットナンバー。持ち味である甘い歌声を生かした、ゆったりした古典的ロッカ・バラッドだ。ちなみに国内でCD化されたのは、本アルバムが初めてである。
大ヒットソングを持たないわりに、全米ツアーはすべてソールドアウト。アメリカで地味ながら絶大な人気を持っていたREOは、80年代にはジャーニー、スティクスとともに3大P(ピープルズ)バンドと呼ばれていた。名曲ぞろいの「禁じられた夜」から大ブレイクしたこの曲は切ないメロディが印象的。間奏のピアノとギターソロでは、膨大なツアーをこなしてきたREOならではの演奏力の高さも見せつける。
12.ホールド・オン・タイト/エレクトリック・ライト・オーケストラ
70年に結成されたELOは、ビートルズにも通じるポップなメロディが持ち味。基本的にはシンプルな曲ばかりだけれど、アレンジにはクラシックの要素を取り入れ、さらに最新の「エレクトリック」な味付けを施しているのが斬新だった。この曲にはそのエッセンスが凝縮されている。数多くのメンバーチェンジを経て88年に解散したが、2001年にはバンドの中心人物であるジェフ・リンがELO名義で新譜を発表している。
13.アイ・フォート・ザ・ロウ/ザ・クラッシュ
シンプルながらアグレッシブなサウンド、そして政治色の強いメッセージで70年代、80年代を通じてUKパンクブームを牽引したクラッシュのヒット曲は多い。CMにも使われたこの曲もストレートでシンプル、まさにクラッシュらしいサウンド。イントロからサビのリフレインまでどれもキャッチーでノリがいい。現在国内では入手不可能だったが、バンドと親交のある大貫憲章氏の直接交渉によって本アルバムへの収録が実現した。
14.アナザー・ガール、アナザー・プラネット/ジ・オンリー・ワンズ
日本では今一つ知名度の低いピーター・ペレットだが、UKロックンロール界ではカリスマ的存在だといわれている。彼の率いるジ・オンリー・ワンズはパンクやフォークを下敷きにした退廃的ロックが特徴だが、それを象徴しているのがこの曲。ストレートでパンキッシュ、スピーディなロックンロールに、ひと癖もふた癖もありそうなヨレヨレのヴォーカルが乗る。このけだるさが彼らならではの持ち味なのだ。
15.夢見るシャンソン人形/ディー・アエロナウテン
ゲンズブール作、フランスギャルのヴォーカルで大ヒットし、その後も国内も含めて数多くのカヴァーを生んでいるフレンチポップスの名曲を、スイス出身の5人組バンドがカヴァーした。この曲は98年にドイツのレーベルからリリースの7インチEPに収録されたもので、インディ音源を直契約して収録した。日本のGSを思わせるテケテケのアレンジが施されていて、オールドポップファンにはたまらない仕上がりとなっている。
16.マイ・ボーイ・ロリポップ/ミリー・スモール
日本でも様々カヴァーを生んだオールドポップスの名曲。本アルバムに収録のミリー・スモールのバージョンが世界的に最も有名だが、これも実はカヴァー。オリジナルは56年にアメリカでリリースされたバービー・ゲイのもの。本バージョンはスカアレンジを残しつつ、ミリーの少女らしい可愛らしさを前面に出し、60年代の世界的スタンダードになった。アイランド・レコードとのライセンス契約で収録した。
17.ウェイク・アップ・ブー!/ブー・ラドリーズ
ノイジーな轟音ギター、サイケな曲調で知られるブー・ラドリーズだが、この曲のようにポップなメロディと聴きやすいアレンジも彼らの魅力のひとつ。ノリは抜群にいいし、風のようにさわやかなコーラスもカッコいい。ときおりエッジの効いたギターで硬派な面も顔を出す、明るいポップソングに仕上がっている。国内でもバラエティ番組のテーマソングとして使用されていたので、聴き覚えがあるはずだ。
18.レッド・ホット/ロバート・ゴードン・ウィズ・リンク・レイ
ネオ・ロカビリーブームを盛り上げたのは、ストレイ・キャッツとこのロバート・ゴードン率いるワイルド・キャッツ。ロカビリーはもとよりソウルの要素も取り入れたサウンドで一躍スターダムにのし上がった。この曲は、そのロバート・ゴードンが77年に発表した「Fresh Fish Special」で、元祖ガレージギタリストといわれるリンク・レイと共演したナンバー。ソウルフルな熱さが伝わってくる名演だ。
19.ザ・ハックルバック/コースト・トゥ・コースト
60年に「Mr.Twist」として一世を風靡した黒人シンガー、チャビー・チェッカーのヒット曲のカヴァー。オールドスタイル満載のサウンドだが、パンクムーブメントが去り、ニューウェーヴ全盛だった81年のイギリスで、5位まで上昇するスマッシュヒットを記録。ちなみにこれがこのバンド唯一のヒットとなった。なおこの曲はUNIVERSAL音源をライセンス契約することで収録が実現されている。
20.ギヴ・ミー・ユア・ハート・トゥナイト/シェイキン・スティーヴンス
ネオ・ロカビリーのビッグネーム、シェイキン・スティーヴンスは、70年に自身のバンド「サンセッツ」でそのキャリアをスタート。それから40年近く経過した現在もなお、精力的に活動しているのには驚きだ。この曲は82年に全英11位を獲得したヒットナンバー。持ち味である甘い歌声を生かした、ゆったりした古典的ロッカ・バラッドだ。ちなみに国内でCD化されたのは、本アルバムが初めてである。