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1991年生まれニュー・ジャージー出身のチャーリー・プースは、2011年に、人気ブロガー=ペレス・ヒルトンが主催したカヴァー曲コンテスト「Can You Sing?」にエントリーするためYouTubeにアップしたアデル「サム・ワン・ライク・ユー」のカヴァーを見たアメリカTV界の大スター、エレン・デジェネレスに見いだされ、程なくしてエレンが司会を務める人気TV番組『エレン・デジェネレス・ショウ』に出演。番組内でパフォーマンスを披露すると大きな反響となり、エレンが設立したレーベル=イレヴンイレヴン・レコードと契約を結ぶ。

2013年にバークリー音楽院を卒業したチャーリーは、22歳にしてジェイソン・デルーロやピットブルといった大物アーティストの楽曲制作に参加しキャリアを磨き、人気R&Bシンガー、トレイ・ソングスのヒット曲「スロー・モーション」では共作/共同プロデュースも行う。その後、イレヴンイレヴンを離れ、遂にアトランティック・レコードとメジャー契約を果たしたチャーリーは、2015年2月にデビュー・シングル「マーヴィン・ゲイ」を発表。メーガン・トレーナーをゲストに迎え、1970年代~80年代に活躍した伝説のソウル・シンガー、マーヴィン・ゲイをモチーフにしたこの曲は、マーヴィンの代表曲「レッツ・ゲット・オン」「ガット・トゥ・ギヴ・アップ」などのフレーズも飛び出すレトロ感満載のナンバーで、ビデオ・クリップではメーガンとの濃厚ラヴ・シーンを想像させる演出も話題となる。

その後、全米で記録的大ヒットを記録している映画『ワイルド・スピード SKY MISSION(原題:Furious7)』サウンドトラックからのシングル、ウィズ・カリファの「シー・ユー・アゲイン(feat. チャーリー・プース)」にもゲスト参加。同映画では亡きポール・ウォーカーに捧げたエンディング・シーンで使用されている感動的なナンバーであるこの曲は、チャーリーが歌う涙を誘うメロディも話題となり、全米シングル・チャート(4/25付The Billboard Hot 100)では登場5週目にして早くも1位を獲得、アルバムとシングル両部門で同時に1位に輝くという、映画のサウンドトラック作品としてはエミネム『8マイル』以来の快挙を達成。