【ライヴレポート】ASH DA HERO、真夜中のZepp Fukuokaで「みなさんの夜更かしを損にはさせない」

5月6日、ASH DA HEROがまもなく閉館を迎えるZepp Fukuokaにて開催された<VAMPS LIVE 2016 ZEPP FUKUOKA THE FINAL PARTY>のオールナイトイベントに出演した。
オフィシャルから届いたレポートを紹介する。
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ASH DA HEROとVAMPSの共演は今回で3度目。2015年11月に行なわれた<VAMPS LIVE 2015-2016 JOINT 666>では、メジャーデビュー前にも関わらずそのパフォーマンスであっという間に観客の心を惹きつけてしまった姿が記憶に新しいところだ。そして迎えた今回のステージ。VAMPSのライヴを見終え、深夜0時を回ろうとしているこの時間に残っている観客は、この男を目当てに集まったといっても過言ではないだろう。
期待が渦巻くなか、登場したASH DA HEROを熱狂的な歓声が待ち受けていた。オープニングは6月15日にリリースされるニューアルバム『THIS IS LIFE』の1曲目を飾る初披露の新曲「You Gotta Power」。開始早々、力強いボーカルに圧倒される会場。続く「結局なんにもやれてない」で自然と観客の身体も縦に揺れ出す。
ここで自己紹介の挨拶、と思いきや彼が発した第一声は「本当に~?」というものだった。こんなにもたくさんの観客が自分のために集まってくれたことが信じられない様子で、会場を見渡しながら、そう何度も繰り返す彼の表情は本当に嬉しそうだ。そして「みなさんの夜更かしを損にはさせない」と力強く言い放つと、メジャーデビューアルバム『THIS IS A HERO』から「反抗声明」「WAKE UP ROCK AND ROLL BAND」とアッパーチューンを立て続けに披露。サビでは大合唱も起こり、会場は一体感に満ちていった。

ASH DA HEROはニューアルバムに込めた想いを語り、それから演奏されたのはリードトラック「Everything」。“世界の現状” “平和への願い” “二律背反”、正義とは? 悪とは? 夢や希望とは? というこのアルバムのテーマでもありそれを象徴するようなメッセージが詰まったロックバラードを壮大に歌い上げた。続いて「GOOD MORNING HELLO GOOD BYE」では、これまでの力強い歌声とは一転して優しい歌声で会場を包んでいく。
終盤、すでにライヴでは定番となっている新曲「HELLO NO FUTURE」で見事なコール&レスポンスが起こり、彼の合図に合わせて無数のタオルが宙を舞った。続く「THIS IS LOVE」で会場の熱気は増し続ける。この曲はVAMPSとの最初の対バンのステージで1曲目に披露し、観客の度肝を抜いた曲だ。ラストは「Prologue」で締めくくり、そこにいる誰もが深夜であることを忘れて熱狂したステージは幕を閉じた。
VAMPSとの最初の対バンからわずか半年。新たな楽曲達を携えた彼は明らかに成長を遂げていた。7月からは東名阪をまわるワンマンツアーがスタートする。今後の活動にも期待してほしい。
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なおBARKSでは、アルバムのリリースを祝うべくASH DA HEROの特集ページを公開した。こちらもあわせてチェックを。
撮影:田中 和子
<ASH DA HERO ONE MAN TOUR 2016 「THIS IS LIFE」>
7月27日(水) 東京 : TSUTAYA O-West
8月19日(金) 大阪 : 大阪 MUSE
8月26日(金) 名古屋 : Electric Lady Land
開場 18:00 / 開演 19:00 (全日程共通)
New Album『THIS IS LIFE』
2016年6月15日(水)発売
¥2,315+税/CRCP-40464
1. Overture
2. You Gotta Power
3. Anchor
4. Everything
5. いつかの街で
6. 上京難民
7. Never ending dream
8. 生命のリレー
9. One Hundred Years Later
10. HELLO NO FUTURE







