キティちゃん出演のSBのCM曲を歌う子供達は?
11月上旬からオンエアがスタートした“ハローキティ”登場の新しいソフトバンク・ケータイ「fanfun. Softbank 815Tハローキティケータイ」のCMソングが話題になっている。歩きながら電話をするキティちゃんの後ろで流れる、子供達が歌う「ウォーク・ディス・ウェイ」。
そもそも以前には、エアロスミスの「ウォーク・ディス・ウェイ」を使用していた同社CMだが、今回は子供のカバー・ヴァージョン。一体誰が歌っているのか?
これ、その正体は、ロックの伝説的名曲の数々をカバーするその名も“ロック・キッズ”というグループ。15人の小学生の子供達による、まさにロック版“少年少女合唱団”なのです。
| ロック・キッズ『キッズ・ウィル・ロック・ユー』VJCP-68597 発売中(2003年12月10日日本発売) 1.ウィ・ウィル・ロック・ユー(クイーン) |
フランスに住む9歳から13歳までの少年少女(女の子8人、男の子7人)の計15人が召集されることとなり結成。彼らの詳細ははっきりしないが、いずれも美術学校に通ったりバレエを習ったりしているという、それなりに音楽に関わっている子供たちのよう…。
“ロック・キッズ”が歌う様々な名曲のカバー、ちょっと聴き応えがあって面白い。当「ウォーク・ディス・ウェイ」も頑張って忠実に再現しており、エアロスミスのスティーヴン・タイラーの絶叫を真似るあどけなさが、かなり大変そうで微笑ましい。
ポール・ロジャースの名曲「オール・ライト・ナウ」を歌いこな…そうとしているちょっとハスキーなおぼっちゃんもグレートだ。またピンク・フロイド「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール」のサビコーラスなどは、そもそもオリジナルが子供たちによるコーラスなだけに、まさしく完コピ状態になっている。「アイ・ラヴ・ロックン・ロール」を挑発的に歌うお嬢ちゃんのその芸風は、アローズというよりも、明らかにジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツに肉薄したものだ。
これらが収録されているアルバムは、実は2003年にリリースされており、他にもクイーンの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」やザ・ローリング・ストーンズの「サティスファクション」、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」、ディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」などもちゃっかりカヴァー済み。
ソフトバンクCMの起用から、現在、急激に着うた(R)、PCダウンロード配信のセールスが上昇中という、ロック・キッズ。きっと話題になるのはこれからでしょう。まだ未体験のあなた、チェック必須ですよ。







