1 Vegas Two Times 2 Lying In The Sun 3 Mr. Writer 4 Step On My Old Size Nines 5 Have A Nice Day 6 Nice To Be Out 7 Watch Them Fly Sundays 8 Everyday I Think Of Money 9 Maybe 10 Caravan Holiday 11 Rooftop 12 Maritim Belle Vue In Kiel
プレスの後押しも煽動も一切ないままのし上がってきたその軌跡は、かの地の音楽シーンでは珍しいパターンだ。1年も前に発売したアルバム『Just Enough Education To Perform』が今年に入ってから再び全英チャートで1位を獲得したのも、そんな彼らの根強い人気を物語っている。この珍しい現象の理由は、新たにボーナス・トラックとして「Handbags And Gladrags」という曲を収録したからだったのだが、日本ではこの曲を中心に、ミニ・アルバムが作られた。
「The Small Facesにいた頃のRod Stewartは好きだったんだよ。ただ、彼はビッグになるにつれてピチピチのパンツをはき出したりしたから、かなり引いたんだけど(笑)」(Kelly Jones:Vo&G)
元々アコースティック・ライヴでこの曲を演奏したことがきっかけで、録音、そして発表と話が進んだという。これまでにもシングルのカップリング曲でいくつかのカヴァー曲を披露してきたStereophonicsだが、もともとKellyは劇作家を目指したこともある、作詞にコダワリを持つ男。この「Handbags And Gladrags」はKellyが書いたと言っても納得できそうな、どこかシニカルで冷静な目線も印象的だ。