【インタビュー】MONKEY MAJIK × 川西拓実、念願のコラボ曲リリース「僕たちだけではこういう曲は絶対作れなかった」

2026.06.28 18:00

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なぜこの組み合わせ?と思う意外性と、化学反応の大きさは反比例する。MONKEY MAJIKと川西拓実(JO1)のコラボレーション「Unstoppable」は、MONKEY MAJIKのバンドサウンドと川西のパワフルなハイトーンボーカルががっちりかみ合い、強烈なハッピーオーラを放つ1曲。歌詞もメロディもアレンジもすべて共同で作り上げた、一つのグループの作品と言ってもいい完成度だ。

8月11日に開催される<LuckyFes’26>に出演するMONKEY MAJIKのステージに、川西拓実が緊急参加して「Unstoppable」を披露することも決定。ミュージックビデオにもメンバー全員が参加、学生時代に戻ったような楽しいムード、息の合った演奏シーンが満載で見どころたっぷり。異色のコラボレーションはいかにして実現したのか? MONKEY MAJIKのメンバーと川西拓実が一堂に会し、様々な質問に答えてくれた。

   ◆   ◆   ◆

──曲を聴いて、とにかくいい曲だなと思ったのと、二組の音楽性の相性の良さに驚きました。このコラボが実現したきっかけは?

Maynard:T.K(川西)さんのことは、オーディション番組(『PRODUCE 101 JAPAN』)から見ていて、ファンになっちゃって、本当にかっこよかったんですね。JO1もすごく良くて、東京ドームでライブを見せてもらった時も、「めっちゃかっこいい!」と思って、バックステージにも行って、T.Kと話が盛り上がって。そこから少しずつ会う機会も増えてきて、ご飯を食べに行ったりして、本当に自然に「なんかやりたいね」っていう感じになったんですね。合ってますか?

川西拓実:合ってます(笑)。

TAX:僕は、失礼ですけど、あまり存じ上げていなくて、Maynardに「川西くんっていうすごいアーティストがいるんだよ」という話を聞かされて、一緒に東京ドームに行きました。そのあと、川西くんが僕らのライブも見に来てくれて、そこで色々お話ししたら「こんな若くて素晴らしい子がいるんだ」と。そこで「なんか一緒にやれたらいいね」って、盛り上がったんだよね。

川西:そうですね。

TAX:そこからどんどん、すごいスピードで作品作りに入っていったわけですけど、こんなに世代が違うから、どういうものが作れるんだろう?って、僕らにとってもチャレンジだったし、すごくいい時間を未だに過ごさせてもらってます。ありがとうございます。

──川西さん。ほめ殺しにあってますけれども。

川西:もう本当に嬉しいです! 本当の、最初の始まりは、僕がめちゃくちゃMONKEY MAJIKさんのファンというところで、小学生ぐらいの頃から大好きで、取材でも「MONKEY MAJIKが好き」と言っていたのを、たぶんメンバーのみなさんも見ていただいていて。そこから始まったので、マジで感謝してます。未だに信じられないなって思います。

──素晴らしい。相思相愛じゃないですか。

川西:いや、僕のほうが愛が強いっすね(笑)。

──ちなみに、MONKEY MAJIKで一番好きな曲は?

川西:うわー、選べない……(笑)。でもやっぱり、MONKEY MAJIKを知ったきっかけの曲でもある「Around The World」が、めちゃくちゃ大好きです。

──この「Unstoppable」、実際の曲作りはどんなふうに?

Maynard: T.Kが曲を作る時のやり方が、めっちゃかっこいいなと思ってたから、今回は全部T.Kにリードしてもらおうと思ったんですね。まずラフなデモというか、ビートを作って、スタジオに入って、「こういうのはどう?」っていろいろ出し合って。結構悩んでたよね?

川西:悩みました。10パターンぐらいデモをいただいて、自由に選ばせてもらって、いろいろ試したんですけど、めちゃくちゃ緊張しました。

Maynard:でもT.Kが本当にすごくて、そのライティングセッション(曲作り作業)で、うちらにはないパワーとエネルギーをすごく感じました。メロディのアイディアがバーッと出てきて、「それもいいね」「それもいいね」って、アイディアが多すぎて悩んじゃうぐらいの、クリエイティブエネルギーがあって、楽しかったね。

Blaise:いろんなパターンがあって、アップテンポな曲も、ダンス系の曲もあったし、リラックスな感じで、レゲエっぽいビートもあったし。でもやっぱり、この「Unstoppable」のビートがすごく良くて、その1日だけでほとんどできちゃった。午後1時からスタジオに入って、まずダーツをやって(笑)。T.Kはチャンプだから、負けるわけがないですよね。

川西:負けるわけがないです!

Blaise:ダーツをやりながら、ちょっと打ち合わせして、スタジオに入って、ビートを決めて、「こういうメロディがいいんじゃない?」という話をして。T.Kは声が高いからサビはリードしてくれて、「これはすごくいい曲になる」と思いましたね。T.Kは、すごくいいアーティストですよ。クリエイティビティがすごくて、たぶん3、4時間で、ほとんどベース(土台)が決まりましたね。

──それはめちゃ早い。

Blaise:その後に、仙台まで来てくれて、スタジオに入って、ピザ食べながら、歌を歌って、それでほぼ曲が出来ました。

Maynard:次々とアイディアが出てきて、歌詞もできて、「彼は天才だ!」と思いました。本当にフレッシュな表現の仕方というか、うちらにとって意味のあるコラボになったと思います。もちろんフレンドシップがあって、お互いが好きで、ということもあるんだけど、最終的に、お互いに新たな自分を探すのが、コラボの目標なんですね。みなさんに聴いてもらって、好きになってもらうのも目標なんですけど、アーティストして自分のスキルを磨くことと、新しいドアを開けることが目標だったので、本当にたくさん学ぶことができたし、T.Kがいなかったら、僕たちだけでは、こういう曲は絶対作れなかったと思います。

──それは本当にそう思います。

Maynard:めちゃくちゃ楽しかったし、勉強になった。T.K最高! また、ほめ殺しになっちゃう(笑)。

川西:嬉しい! 僕が出したアイディアも、自然にモンキーさんの雰囲気になっていくし、そこに僕の要素が混ざっていくのが、本当にすごいなと思いました。僕では思い浮かばないようなメロディとか、めちゃくちゃ勉強になったし、めちゃくちゃ刺激をもらえて、この曲の制作が終わってから、自分が曲を作る時のモチベーションもすごい上がったし、本当にめちゃくちゃありがたい機会でした。

──DICKさん、「Unstoppable」の聴きどころについて、ひとこと。

DICK:聴きどころは、やっぱりあそこでしょ。T.Kが“イエー!”って言うところ。

Blaise:そこはマストね(笑)。マストの聴きどころ。T.Kは「恥ずかしい~」ってずっと言ってたけど。

川西:恥ずかしい……(笑)。

──サビ終わりのところ、あのフェイクはかっこいいですよ。DICKさんとTAXさん、プレイヤーとしては、何が楽しい曲ですか。

DICK:自分たちとしても、新しいものができた感じはしていました。僕たちみたいな、バンドやってるおじさんって、おじさんだけど、中身は子どもじゃないですか。だから若い曲もやりたいんだけど、やるのが恥ずかしいみたいな気持ちもやっぱりあるんで。そのきっかけになってもらえたから、「今だから、こういうことやっちゃおう」みたいなものがたくさん入ってると思うんですね。楽しかったです。

TAX:同じ世代の人はわかると思うんですけど、僕らもそろそろ、引き算の世界というか、だんだんそういう年になってきていて。でも川西くんは、速い時間の流れの中でいろんなものを吸収して、この先の人生に役立てていくという時期だと思うんですね。僕らももちろんそれを経験してきた上で、ある時からどんどん自分にとって大事なものとか、自分の身近に置いておきたいものを残してくために、どんどん引き算になっていってるという感じがあるんですね。

──わかります。

TAX:その世代の違いを、どういうふうに曲の中に落とし込めばいいのかな?と考えていたんですけど。でも共通して言えるのは、最近はあまりにも激動の時代に入っていて、テクノロジーが先進的になりすぎているがゆえに、置いてきぼりになりそうな気になるというか、そういう意味で若い子たちも、時間の流れを速く感じているのかな?とか思いながら、それを僕らの目線で歌詞を書こうと思ったんですね。

──はい。なるほど。

TAX: 激動だけど、希望が満ち溢れている時代でもあると思うんです。そこで大事なことは何か?というと、「自分はいったい何者なんだろう?」って、立ち止まって空を見るのが大事だよね、という、たぶんそこが世代を超えた共通点だと思ったので。

──すごくよくわかります。

TAX:僕らのようなおじさんと、川西くんのようなフレッシュな若者が、どうやれば融合できるのか。どうやれば落としどころをつかめるのか、すごく悩みましたけど、やっぱり「時間」というものは共通していて、そこで共通して見えるものが「空」で、「空を見上げて自分をちゃんと見つめ直す」のが大事かな、と思って歌詞を書きました。

──川西さんが、この曲の持つメッセージ性について思うことは?

川西:まず最初に僕にあったのは、モンキーさんとやれるという喜びが一番にあって。それと、今のお話に、「空」という言葉が出てきたんですけど、僕は空を見ると、モンキーさんの歌が思い浮かぶというか、それぐらい僕の中では大事なものなので、リスペクトを込めて、モンキーさんの歌詞の一部を入れたりとか。

──ああー。そういうことでしたか。

川西:TAXさんが言われたように、いい時代ではあるんですけど、生きづらい時代でもあるなということは僕も感じたりしていて、その中で「みんなが幸せになってほしい」ということをとにかく伝えたくて。モンキーさんの曲を聴いて育ってきた僕から、みなさんに、そういう気持を伝えたくて、歌詞を書きました。

Maynard:めちゃくちゃいい歌詞です。泣きそうになった。読んだ瞬間、感動しました。

川西:嬉しい……。

Maynard:キーワードがいっぱい入っていて、“Sunshine”だったり、“Beautiful”だったり、“空”もそうだし、T.KのMONKEY MAJIKに対する気持ちが、嬉しいなと思いました。

──その上で、“世界中に幸せをLullaby”と、今に時代にふさわしいピースソングになっている。

Maynard:さっきTAXが話したように、いろんな角度からメッセージがある曲で、考えさせられる曲なんだけど、ストレートに幸せになれるリズムとメロディと歌詞で、みんなが幸せになるLullaby=心を包み込む子守歌のような存在になればいいかなと思ってます。

──そして、ミュージックビデオの話も聞かせてください。学校をロケに使って、校庭で車を走らせたり、屋上で演奏したり、MaynardとBlaiseの学ランが似合ってたり(笑)。とにかく楽しい内容になってます。

Blaise:色んなアイディアがあって、学校で面白い映像をいっぱい撮りたかった。みんなヤンチャで、クレイジーな感じね。曲を作った時もずっと遊びながら楽しみながらだったから。だからミュージックビデオを作った時に、本当にみんな、学校を思い出したよね。自分の若い頃を。ビデオを見ながら「いいね、久しぶりに学生に戻ったな」って。監督さんがすごく面白いことを考えて、「校庭でドリフティングしよう」とか、ほとんど遊びでした(笑)。

──MONKEY MAJIKのメンバー、衣装の学ランも似合ってました。

Maynard:TAX、そのままだったでしょ?

──TAXさんは似合いすぎてる(笑)。ヤンチャすぎて怖いです

TAX:現役の時は、もっとひどかったですよ(笑)。

──川西さんの、思い出に残る撮影エピソードは?

川西:全部楽しかったですけど、やっぱり一緒に屋上で演奏したシーンがめちゃくちゃ楽しくて、夢みたいでした。

──完全に、バンドの一員になってましたもんね。

川西:そうなんですよ。

Maynard:もうメンバーですから。実際、これはちょっとテクニカルな話ですけど、曲を作っていく時に、歌詞もメロディも出してくれるし、T.Kがギターを弾いて、そのフレーズを使ったり、アレンジセンスもすごくあって。だから「そこまでやれるなら、みんなで演奏するのはどう?」「やろうやろう」ってなって、それもすごい新鮮だった。ギタリスト3人って、初めてだから。

Blaise:三味線はあったけれどね。

──ですね(笑)。吉田兄弟さん。

Blaise:でも、ペースがすごく良かった。みんなでメッセージLINEを作って、夜に「こういうメロディどう?」って送ったら、次の朝にT.Kからメロディが来て、すごいFAST PACE(速いペース)だと思った。T.Kがめちゃくちゃ頑張ってるなと思って、俺ももうちょっとFAST PACEで作らないと、って(笑)。

Maynard: 1日目のスタジオが終わって、「よし、だいたいビジョンはできたな」と思って、「なんか食べに行く?」って言ったら、T.Kが「いや、今から家に帰ってすぐ書くから」って。ヤバイと思って、プレッシャーを感じました(笑)。すごいエネルギーというか、モチベーションが上がってた。

川西:すぐ書きたかったんですよね。新鮮な時に。

Maynard:ミュージックビデオの話に戻ると、さっき曲の聴きどころをDICKが言ってくれたけど、ビデオの見どころは、ドリフティングのシーンですね。車の中の僕とBlaiseの顔と、T.Kの顔の違いを見てください。うちらは死にそうな顔で歌ってるんだけど、T.Kはめっちゃ楽しそうに歌ってるのが、後で見ると笑えるから(笑)。

Blaise:確かに怖かった(笑)。何回もクラッシュしそうになって、「ヤベーヤベー!」って。死ぬかと思った。

──DICKさん、一緒に乗らなくて良かったですね(笑)。

DICK:でもね、最初、ドリフティングしてる中心に、俺とTAXが2人で演奏してるシーンがあったの。現場でテストしたら、砂ぼこりがすごすぎて何も撮れないからって、中止になった(笑)。

──みんな学生時代に戻ったような、ヤンチャで楽しいミュージックビデオ。みなさん必見です。そして8月11日の<LuckyFes>のMONKEY MAJIKのライブに、川西拓実さんが参加して、夢の競演が実現します。どんなパフォーマンスをやりたいですか。

川西:いやー、しびれます! でもやっぱり、出させていただくからには、死ぬ気でやるつもりなので、めちゃくちゃ、かまし上げたいなと思います。

Blaise:ギター、弾かなきゃいけないからね。

川西:そう、めちゃくちゃ練習して、死ぬ気で行きたいなと思います。

──そんな、もうちょっとリラックスしていいですよ。楽しくやってください。

川西:そうですね。楽しむのがまず一番です。

Blaise:僕は、もちろん曲作りも楽しいけど、ステージでパフォーマンスできることが一番楽しい。そして、スペシャルゲストのT.Kと一緒だと、お客さんのリアクションも、絶対みんな盛り上がると思うから。だからスタジオと同じ雰囲気で、ミュージックビデオと同じ雰囲気で、もうステージで遊ぶしかないですよね。そしてライブをやって、みんなの笑顔を見て、という感じですね。

Maynard:そういえば、T.Kって、仙台のリハに来れそうかな。

川西:行きます!

Maynard:今度は泊まりで来てくれたら、牛タンも、弁当じゃなくて、ちゃんとしたお店に連れて行きますよ。

川西:お願いします!

──そしてこのコラボ、1曲じゃもったいないので、もっと聴いてみたいです。

Maynard:正直、一緒にアルバムぐらい作りたい。T.Kのデモを聴いた時も、本当に幅広くて、ポップセンスがあって、新鮮な感じがあって。たぶん一緒にやったら、めちゃくちゃ面白いものが作れそうだなと思うので。T.Kのソロプロジェクトにも参加したいな。

川西:えっ! いいんですか?

Maynard:ちょっとしたちっちゃいパーツでも、いつでも呼んでください。

川西:ぜひお願いします!

Maynard: これは言っていいかどうかわかんないけど、本当に今までのコラボで一番、色々パワーをもらって、めちゃくちゃ良かった。

──これからも、素敵な交流が続くことを願って。ライブで共演が実現することも、楽しみにしています。

Maynard:また一緒にやりましょう。

川西:はい! よろしくお願いします!

取材・文◎宮本英夫

「Unstoppable」
配信URL  https://asab.lnk.to/unstoppable

©A.S.A.B

MONKEY MAJIK 15thオリジナルアルバム『Frequency』
2026年9月2日発売予定
予約:https://monkeymajik.lnk.to/20260902AL

・CD (10曲収録予定) ¥3,500(税抜)
・CD + Blu-ray (「MONKEY MAJIK 25th Anniversary LIVE」+特典映像「Unstoppable」Music Video) ¥9,000(税抜)
・FC限定盤 (200セット限定)
※FC限定盤の予約に関する詳細は後日案内
CD + Blu-ray +20th Major Anniversary Tシャツ+オリジナルメッセージ動画 ¥20,000(税抜) 

<MONKEY MAJIK 20th Major Anniversary Tour 〜Thank You〜>
【宮城】 2027年1月16日(土) 仙台GIGS
【大阪】 2027年1月24日(日) Zepp Namba(OSAKA)
【北海道】 2027年1月30日(土) Zepp Sapporo
【福岡】 2027年2月6日(土) Zepp Fukuoka
【愛知】 2027年2月14日(日) Zepp Nagoya
【東京】 2027年2月21日(日) Zepp DiverCity(TOKYO)

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