【速レポ】<LuckyFes’25>muqueの“踊れる”音楽

<LuckyFes’25>1日目もいよいよ終演が迫ってきた。夕方のHILLS STAGEでは、今年初出演の4ピースバンド・muqueのライブがスタート。観客の手拍子に迎えられてメンバーがやってきた。
SEからシームレスに、1曲目の「Ghost」が演奏された。ミラーボールの輝くこのステージにぴったりのダンスナンバーだ。4人の鳴らすサウンド、グルーヴによって、夕風の吹く丘はダンスフロアへ様変わり。続く「456」では《一緒に行こう》という言葉とともに、オーディエンスをさらなる熱狂へと誘った。そこからビートを途切れさせずに「feelin’」へ。最高に踊れるライブアレンジだ。

ここでサウンドに乗っかってAsakura(Vo, G)が「初めて観る方も、muqueのこと知ってる方も楽しんで帰ってください。よろしくお願いします!」と挨拶。観客がリズムに合わせて腕を左右に振り、壮観な光景が広がるなか、Asakuraもお立ち台の上から嬉しそうに手を振っていたのが印象的だった。同じくKenichi(G)、Lenon(B)、takachi(Dr)も観客の盛り上がりを笑顔で受け止めながら、楽しそうに演奏している。
ステージ上で横に並ぶ4人は、ある時は各々自由に体を動かしながら、ある時はメンバー同士でアイコンタクトを交わしながら、ある時はオーディエンスとコミュニケーションをとりながら、音楽・バンド・ライブ、その全てを全身で謳歌している。メンバー自身が心を躍らせながら、五線譜上を踊るようにフレーズを紡ぎ、織り成す、muqueの“踊れる”音楽。観客も4人の演奏に身を委ねて心を開き、HILLS STAGEは爽やかなムードに包まれた。



MCではKenichiが観客に「今日初めて(muqueのライブを)観るって人?」と尋ねた。すると、たくさんの手が上がったため、メンバーは「おおっ! こんなにたくさん! 最高!」と大喜び。そのあとはKenichiが「Luckyfesには、本当にいろいろな音楽が溢れてるし、いろいろな音楽が好きな人が集まってると思います。そんななかで僕たちのバンドサウンドをみなさんの中にインプットしたいなと思ってて」とバンドの意気込みを伝え、「LuckyFes、まだまだ楽しんでいけますか!」という言葉とともに演奏を再開させた。

そうして始まった4曲目は、パワーポップ調の「nevermind」。「なんでもいいので、歌って、歌って!」というAsakuraの気さくな投げかけも相まって、観客との関係がもっと親密になる。
一方、「この時間、バンド見る時間だよね!?」とバンドの存在感を刻みつけることも忘れない。ライブ中盤のKenichi、Lenon、takachiによるセッション、「Bite you」で響いたハードロックサウンド、「The 1」で天を貫いたAsakuraのシャウトは、オーディエンスに強烈なインパクトを与えたことだろう。「ラスト1曲いけますか! もっといけますか! もっともっともっと、いけますか!」と煽るAsakuraに応える観客の声は、ライブ序盤よりもはるかに大きい。そして「カーニバル」によるポジティブなエンディングへ。メンバーを見送り、次のステージへと向かう観客の足取りは軽やかだったのは、muqueのライブからエネルギーをもらったからだろう。
取材・文◎蜂須賀ちなみ
写真◎緖車寿一
セットリスト
1.Ghost
2.456
3.feelin’
4.nevermind
5.Inter(Solo)〜Bite you
6.The 1
7.カーニバル
「ABEMA」では、LuckyFesの熱狂ライブステージを、
3日間にわたり無料・独占生中継!
見逃し配信は9月9日(火)23:59までお楽しみいただけます。
https://abema.tv/video/title/556-5
※一部アーティストは視聴対象外です
■<LuckyFes’25>
チケットページ:https://luckyfes.com/ticket/
オフィシャルサイト:https://luckyfes.com/










