【速レポ】<LuckyFes’25>s**t kingz、初日GARDEN STAGEトリ「LuckyFes、こんなもんじゃないだろ?」

2025.08.10 10:34

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<LuckyFes’25>DAY1、GARDEN STAGEのトリを務めるのは2023年以来の出演となるs**t kingz。完全に陽が落ちた環境下で、DAY1の締めくくりに相応しい、圧巻のパフォーマンスを届けてくれた。

◆ライブ写真

“s**t kingz”というフレーズを含むさまざまなサウンドがDJの熊井吾郎によって繰り出される中、ステージにメンバーが姿を現すとGARDEN STAGEは大歓声に包まれる。そして、ドープなビートに乗せて「MORECHAU」がスタートすると、4人はスピード感と大らかさを合わせ持つ圧倒的なダンスを提示する。途中、メンバーの煽りでクラップによる一体感を作り上げるパートも用意され、涼しげな会場が熱気に満ち溢れていった。

続く「Oh s**t」でも彼らの勢いはとどまることはなく、むしろ「LuckyFes、こんなもんじゃないだろ?」とオーディエンスを挑発する一幕も。パワフルなビートに合わせて、その場にいる者すべてが思い思いの楽しみ方でライブに参加していった。間髪入れずに「FFP」へとつなぐと、メンバーと観客が腕を上げて心をひとつに重ねていく。そんな中、ステージ上の4人はアクロバティックなダンスを交えて、観る者を魅了してみせた。

その後はオーディエンスとコミュニケーションを図りながら、それぞれ挨拶をしていく。NOPPOが「また戻ってきました!」と2年ぶりの<LuckyFes>参加に触れると、Kazukiも「このステージのトリです。もう力を残す必要ないですよね?」と客席に呼びかける。その一方で、前日に会場入りしてリハーサルをしたものの、雷がひどく翌日開催できるのか不安だったと本音を吐露する場面も。そんな心配も無用な状況下で無事開催できた喜びを伝えてから、艶やかなミドルチューン「Spinship」にてライブを再開させる。

曲調が変わるたびに、巧みな表現力と唯一無二のダンスで観る者を驚かせ続けるs**t kingz。幻想的な照明演出も加わり、この環境下ならではの特別な空間が作り上げられていく。また、スローナンバー「Biotope」では繊細さとエモーショナルさを兼ね備えたパフォーマンスで、観る者を夢中にしてみせた。

感傷的な空気が充満する中、急に祭囃子が聞こえてくると、「夏らしいことをしてみましょう!」とその場にいる者と一緒に盆踊りを始める。その流れから「ジェラシー」へ突入すると、そのまま全員で盆踊りを踊り続け、会場はピースフルな空気に包まれていく。さらにクラップで大きなノリを作りながら「WINNING」へなだれ込むと、その場にいるすべての者が上手下手を気にせず、心の底からダンスを楽しんだ。

s**t kingzのステージもいよいよ佳境へ突入。エレクトロ色の強い「KID」ではタオルを効果的に使ったパフォーマンスや1人ひとりのソロパート、アクロバティックなダンスを交えながら、その場の熱気を上昇させる。そして、「この活動を始めた頃はダンサーがフェスでパフォーマンスさせてもらったり、日本武道館でライブをしたりするなんて思ってもみなかった」と感慨深げに話す4人が最後に届けてくれたのは、ソウルフルかつダイナミックな「Believe in my soul」。光と影が強調された照明演出と、1人ひとりのパフォーマンス力がこれでもかと発揮され、彼らにしかできないやり方で<LuckyFes>初日GARDEN STAGEのトリを全力で全うして、この日のステージを終えた。

取材・文◎西廣智一
写真◎今元秀明

セットリスト
1.MORECHAU
2.Oh s**t
3.FFP
4.Spinship
5.Biotope
6.ジェラシー
7.WINNING
8.KID
9.Believe in my soul

「ABEMA」では、LuckyFesの熱狂ライブステージを、
3日間にわたり無料・独占生中継!

見逃し配信は9月9日(火)23:59までお楽しみいただけます。
https://abema.tv/video/title/556-5
※一部アーティストは視聴対象外です

■<LuckyFes’25>
チケットページ:https://luckyfes.com/ticket/
オフィシャルサイト:https://luckyfes.com/

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