ELAIZAこと池田エライザが7月26日、東京・竹芝ニューピアホールにてワンマンライブ＜ELAIZA LIVE 2025 “DIVE”＞を開催した。同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

ELAIZAは6月に新曲「テキトーLOVE」、翌月23日には約4年ぶりの2ndアルバム『fantasy』をデジタルリリースしたばかり。ワンマンライブ＜ELAIZA LIVE 2025 “DIVE”＞は、2月に開催した＜ELAIZA LIVE 2025 “Amethyst”＞に続く2025年2回目のライブで、今回は1日2公演で開催された。

前回の＜ELAIZA LIVE 2025 “Amethyst”＞が神秘的なイメージをコンセプトにしたライブだったのに対して、今回の＜ELAIZA LIVE 2025 “DIVE”＞は新曲「テキトーLOVE」を制作した際の“自分のいいところもよくないところも抱きしめてあげよう！”というコンセプトを掲げるなど、“自己肯定感”を前面に押し出したライブとなった。

迷彩柄のパンツにタンクトップのELAIZAが登場すると1曲目の「愛だの恋だの」からお客さんが座席から立ち上がる盛り上がり。

「嬉しい！ こんなにテンションが上がることはないです！ 夏、感じてますかー！」──ELAIZA

と最初のMCからELAIZAも笑顔だ。自身の等身大を書いた3曲目の「わたしたち」からスマホでの撮影がOKのアナウンス。5曲目に披露された新曲「テキトーLOVE」ではステージ全体を使って楽しくパフォーマンスするELAIZAの姿が印象的だ。

「今回のアルバムは前向きに明るいものにするよう、陰キャなりにがんばりました！」──ELAIZA

と笑いを誘ったMCでは、またこの日のライブに備えて、ジムや食事制限で理想の腹筋にしてきたことを明かし、大きな拍手を浴びた。

撮影タイムが終わると、ギターを抱えてYUIの「SUMMER SONG」と宇多田ヒカルの「traveling」といった2曲のカバーを披露。この意外な展開にお客さんも大喜びだ。

そしてライブは後半戦へ。Jazztroniｋに参加した「New World feat. ELAIZA」、ポルカドットスティングレイ雫によるプロデュース曲「FREAK」などをたたみかけ、本編ラストはアルバムタイトル曲「Fantasy」を披露するなど、新旧楽曲を続けてELAIZAはステージをおりた。

アンコールでは一転して未発表のバラード曲を披露し、ラストに「惑星」を歌い上げた。すべての演奏を終えたELAIZAは、その最後にお客さんと記念撮影。「今日は本当にありがとう！ またすぐ会いましょう！」と約束して、最後まで前向きな”自己肯定型ライブ”の幕を閉じた。

池田エライザとしては昨年から、NHKドラマ『舟を編む』、Netflixドラマ『地面師たち』、TBSドラマ『海に眠るダイヤモンド』などに出演しているほか、公開中の主演映画『リライト』でも女優としても注目されているが、この日は”アーティストELAIZA”として様々な顔で魅せたライブとなった。

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