 JPJ=JOHN PAUL JONES(ジョン・ポール・ジョーンズ) SH =STEVE HACKETT(スティーヴ・ハケット) PG =PAUL GILBERT(ポール・ギルバート) NB =NUNO BETTENCOURT(ヌーノ・ベッテンコート)
●本当に素晴らしい公演でした。では、今後どういう活動を続けていく予定ですか? まずはヌーノから。
NB:今後もPOPULATION 1として続けていくよ。バンドとしてはまだまだこれからだから。アルバム作ってツアーに出て。まあ、これまでと同じことの繰り返しだね。  SH:メンバーには誰がいるの? もっとしっかりするように言ってやんな!(笑)
NB みんな東海岸のミュージシャンなんだ。僕は、西海岸の人々と一緒にやりたくてLAに引っ越したのにうまく行かなかった。ポールはギャラが高すぎて使えないしさ! ベースのジョーは地元ボストンの出身。ドラムのケヴィンはロード・アイランドの出身。でも暗い州だから気にしないで。あとはキーボードのスティーヴ。その3人さ。
●次にポール。
PG:僕は10月に日本に戻ってくるよ。MIジャパンという学校でレッスンをするんだ。MIは僕が17歳の時に生徒だった学校で、今は名誉校長。だから態度の悪い生徒には注意できる。教えるのは好きだから楽しみにしているよ。複雑なことも、シンプルに説明すれば最後にはできるようになるからね。あとはアメリカに帰った後、ニューヨークとカナダのトロントで、ドリーム・シアターのドラムのマイク・ポートノイと、あるトリビュート・コンサートをやることになってる。レッド・ツェッペリンというバンドなんだけど…。
JPJ:おいおい!  PG:そのためにアイバニーズのレスポールを手に入れたんだ。早くジミー・ペイジの動きをマスターしなくちゃ。彼のプレイを覚えれば覚えるほど、自分の音楽生活が充実するからさ。でもその前に少し休みたいな。ここ数年、いっぱいいろんなことやりすぎたからさ。耳も目も頭もイカレて来ちゃった。 NB:あと、マットレスも探してるってほんと?
PG:そうそう。できればキングじゃなくてクイーン・サイズで。
NB:ポール、君がそういう趣味だとは知らなかったよ!(爆笑)
●スティーヴは?
SH:僕は、このギター・ウォーズから帰ったらすぐにバンドと共にイギリスとヨーロッパ・ツアーに出るんで休みはとれないよ。あとは、ナイロン・ギターとオーケストラが共演するプロジェクトも控えていて、そのために人集めをしなければならない。1000人、いや100人、いや25人...。  NB:いっそカルテットにしちゃえば?
SH:いい考えだ! ドラムマシンを使えば誰もいらないね(笑)。
●ジョンはどう?
JPJ:まだ名前は言えないけど、若いバンドのプロデュースをやることになりそうなんだ。そのあとはスタジオに戻るつもりだよ。今回のこのイヴェントはすごくいい刺激になった。短期間に集中していろいろなことをする必要があったからね。またツアーに出たいと思わせてくれた。もちろんその時は日本にも戻ってきたいよ。
NB:ちょっといいかな。僕はここではっきり言わせてもらうけど、今回のこの関係をこれっきりにさせたくないんだ。こんなにエキサイティングなものはめったにないからね。僕らはまだスタート地点に立ったばかりだと思いたい。もっとレベルアップさせていきたいんだ。例えば、次はオリジナルの曲を書いてアンコールで披露するとか、もっといっぱいジャムるとか…。ねえ、もしかしてみんな、「もう二度とおまえとなんかやるもんか」って顔して僕のこと見てない?(笑)
JPJ:正直言うと、最初に"ギター・ウォーズ"というタイトルを聞いた時は半信半疑だった。絶対におもしろいとは思ったけど、まさか、ここまで幅広い音楽のキャンバスが用意されているとは思わなかったんだ。でも実際はものすごくヴァラエティに富んだ内容だし、ダイナミックだし。  SH:決して四六時中"戦争"してるわけじゃないよね。
NB:たしかに。観客の表情にもそれが見て取れたよ。15歳だろうと45歳だろうと、みんなが「こんなコンサートだとは思わなかった」って顔してた。ラップスティールからクラシック・ギターまで。僕自身、ステージ横で見ながら感動してたもの。こんなに充実したショウがあっていいのかって。だから、絶対にこれを最後にしたくないな。ツアーやろうよ!
●最後にメッセージをお願いします。
NB:へい、ポルノ・サイトを見ずにここにアクセスしてくれたみんな、ありがとう。僕は今回、ここにいるジェントルマンたちと一緒に演奏できて本当に嬉しかった。みんなも一緒に楽しんでくれたと思うけど、今回無理だった人も、いずれは別の形で見ることができるからね。もし楽しめなかった人は担当者が個人的に払い戻しするらしいよ。あれ? 違ったっけ? 詳しくはポールから。
PG:こんにちわ、ポールです。ギタリスト。右利き。でも足は左利き。今回は素晴らしい思い出作りになったよ。いろんな形で彼らと共演できて本当によかった。みんなも見たり聴いたりしてくれてありがとう。ギターは永遠に不滅です!
SH:スティーヴ・ハケットです。クリケットというのは実に不思議なスポーツです。こんなこと言ってウケるのはイギリス人だけだね。僕はサッカーも苦手でした。子供の頃から眼鏡をかけていたからです。つまり、僕の子供時代は悲惨でした。だからギターを弾くようになりました! で、今回は本当に素晴らしい経験をしました。バンドも素晴らしかったし、ぜひ、またこの組み合わせでやってみたいものです。全員が無理でも、きっと誰かと。みんなも応援をありがとう。すべては日本から始まりました。その事実を忘れないように。
JPJ:ジョン・ポール・ジョーンズです。こんにちわ。ギター・ウォーズに参加したノン・ギタリストから一言。こんなにたくさんの6弦に囲まれたのは初めてだったけど楽しかった! きっとみなさんも楽しんでいただいと思います。
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