| ※アルバムについて語った詳細は映像インタヴューでご覧下さい!! ■インタヴュー・ダイジェスト ──アルバムが完成した感想は? アッシャー:ハッピーだよ。このアルバムを制作することは自分にとってもすごく精神療養になった。ここ3年くらいアルバムを出してなかったから、その間たまっていたことを全部吐き出したって感じ。今回は自分を100パーセント出しているし、自分の気持ちにすごく正直に作った。タイトルの『コンフェッション(告白)』からも分かるとおり、自分をオープンにさらけだしてる。俺、自分の悩みや問題をそのまま告白してるんだ。 ──自分をさらけ出したそうですが、本当の自分はどんな人間? アッシャー:俺、もう大人だけど、まだミステイクとかしてる。だけど、ミステイクによって人間は進歩すると思うんだ。自分の間違いに気づいて賢くなっていくんだと思うよ。このアルバムを聴けば俺のことがもっと分かると思うよ。弱点をさらけ出してるからね。ほとんどの男は自分を正直に表現する方法を知らないんだと思うよ。それがうまくできると素晴らしい音楽になるんだ。 ──その人生経験の中で特に糧となったのは? アッシャー:恋愛……。愛情関係だね。ずっと真剣な恋愛をしてたんだけど、自分の中でも葛藤とかあったわけ。相手に正直じゃなかったし。俺たち、もう付き合ってないんだ。でも彼女には幸せになってほしいね。このアルバムでは男の浮気について語ってるけど、俺自身も体験したことなんだ。それをどう表現するかはみんなそれぞれ選択があると思うけど、俺は、正直に話すということを選んだ。 ──仕事とプライベートの切り替えは? アッシャー:もちろん、使い分けてるよ。でも、その二つだけじゃないかもしれないな。ステージにいるときはオーディエンスを中心に考えてる。自分を捧げる気持ちでオーディエンスを楽しませる最大の努力をしてる。自分のプライベートな時間のときは、できるだけ周りから吸収しようとするね。パフォーマーとしての自分は常にgiveだけど、プライベートではreceiveに専念するようにしてるんだ。 ──そのスイッチは簡単に切り替えられる? アッシャー:いや、すごく難しいね。どっちも現実だし、俺自身なんだけど切り替えるのは難しいよ。実際にはステージにいなくてもステージ上の自分を保たなくちゃいけないときもあるし。ずっとやってきて慣れたけど。常にちゃんとしてきれいなカッコするよう気をつけてるよ。 ──影響を受けたアーティストは? アッシャー:マイケル・ジャクソンは素晴らしいエンターテイナーだし俺もすごくインスパイアされたよ。ほかにも、ウィル・スミスにしてもアーティストから俳優に転向したし、俺はそういう人たちから少しずつエッセンスを取り入れてる。サミー・デイビス・ジュニアやジーン・ケリーからはダンサーとしての要素を取り入れてる。ボビー・ブラウンはR&Bスーパー・スターさ。そういう素晴らしい人たちの影響を受けて今の俺がいる。その俺だってほかの人とは違う個性を持ってる。 ──今でも観葉植物は集めてる? アッシャー:うん。もちろん。でも、時間がなくてね、あまり面倒みてあげられないんだ。 ──家の中はジャングルみたい? アッシャー:なりつつあるね。どこかに行く度に集めてくるよ。うちの地下には水槽があって熱帯みたいだし、サメとか泳いでる。俺のプレイ・ルームだよ。いいものに囲まれてリラックスするのが好きなんだ。家でくつろぐときはね。 ──今凝っているファッションは? アッシャー:(日本で着ていた)漢字のTシャツのこと? あれは、ファンのためだよ。日本にいるっていう感謝の気持ちだよ。日本の人からみたら珍しくないかも知れないけど、俺にとっては新鮮だったんだ。あの後、サインしてファンにあげちゃったけどね。 ──デビューから10年ですが音楽への情熱は変わりませんか? アッシャー:いろいろ辛い思いをしてやっと目的にたどり着くっていうのかな。俺、この世界に入った頃から「イージーじゃない」というのは分かってたつもり。だから覚悟してたっていうか……。よく、いきなり売れちゃって、その気になってもう努力しない奴らとかいるだろ? もともと情熱がないからなんだと思うよ。俺は常に現実を見つめているし、何が現実かちゃんと把握しているつもり。どんなに昇りつめても、いくつグラミー賞を受賞しても、いくら稼いでも、何人もの女の子に囲まれても、どんなにファンが叫ぼうと、「俺、何でこれをやるようになったんだろう」って初心に帰るんだ。それは、音楽に対する愛情、情熱なんだ。こうして10年やってきたけど、これからまた新たな10年を歩みたいね。 ※アルバムについて語った詳細は映像インタヴューでご覧下さい!! | |