インシンク・メンバーのもう１つの機能不全って？

インシンクのメンバー、ジャスティン・ティバーレイクは、ジャネット・ジャクソンのステージ衣装が“ちゃんと機能しなかったので”大問題になったが、インシンクのメンバーJc Chasezの方はアルバムタイトルが思ったように機能しなかったようだ。

E!オンラインやMTV.comが伝えるところによると、２月24日に発売されたJcのソロデビューアルバムのタイトルとジャケット写真が物議をかも出している。問題のタイトルは『Schizophrenic』（統合失調症の／一貫性のない、という意味）で、それに合わせてジャケットには髪の乱れたJcが拘束服を着ている写真が使われている。この組み合わせが「統合失調症という病気に対して社会に誤解を与える」と、雑誌「統合失調症ダイジェスト」編集長から抗議を受けているのだ。この抗議に対し、Jcは「僕のアルバムのタイトルとジャケットで傷ついた人すべてに謝りたい。もし誰かを不愉快にさせたとしたら、本当に申し訳ないと思っています」とコメントを発表している。Jcによれば、このタイトルを選んだのは、彼のアルバムがいろんな音楽スタイルをミックスさせたためであり、単に“芸術的な表現の自由”という意味を込めたかったからだという。今のところ、このアルバムのタイトルやジャケットを変更する予定はないと発売元であるレーベル（ジャイブ）は発表している。Jcのソロデビューアルバムは、発売１週間で５万2000枚を売り上げ、アルバムチャート17位にランクされている。ちなみに、別の“機能不全”を体験したジャスティンのソロデビュー作『Justified』は発売１週間で43万9000枚を売り上げた。

Aki Kayamoto, NY